こんにちは。時短父さんです。

4日、日経電子版が伝えたところによると、厚生労働省は企業型確定拠出年金の加入年齢の上限を、現行の60歳から70歳に引き上げる検討に入りました。

加入年齢の上限引き上げは、加入者本人の運用期間の拡大や企業型では拠出期間の拡大に繋がります。実際に引き上げるかどうかは、企業側がの幅も含めて決めるそうです。
加入期間(日経電子版より)
(日経電子版より抜粋)

運用期間を拡大することで、私的資産の拡大を推し進め、公的年金への依存度を軽減する狙いがあります。

日経新聞の記事によると運用期間が10年伸びた場合、掛け金は最大で660万円程度増やせるとのことでした。では運用した結果、どのくらい資産額に差が出るのでしょうか?
ちょっと試算してみます。

現在、30歳で企業型確定拠出年金に加入しているサラリーマンがいるとします。年率3%で成長するファンドで運用していて、資産額は資産額は100万円、毎月の拠出額は2万円です。

毎年3%成長と拠出額2万円を60歳まで(運用期間30年)続けると、資産額は以下のように増えていきます。60歳時点の資産額は約1,400万円になりました。

【60歳まで運用した場合の資産の推移】
資産額の資産①

では、運用期間が10年延びたらどうでしょうか?60歳以降も2万円拠出できたら、70歳で約2,200万円(青線)となります。仮に毎月の拠出は60歳で止めて、保有だけ続けた場合でも約1,900万円(赤線)です。

【70歳まで運用した場合の資産の推移】
資産額の資産②

70歳まで拠出を続けると2,000万円を超えましたね。「老後2000万円問題」は無事クリアですね!(笑)
いずれにしても、この10年の差は大きいですね。あくまで試算なので、この通りになるとは限りませんが、感覚的には違うなと分かると思います。

運用期間の拡大のメリットは、資産額の増加だけではありません。
制度の詳細は決まってはいませんが、非課税期間も当然に延びるはずです。
他には、利益確定もしやすくなるのではないかと思います。60歳まで短い期間でリスクをとった運用をしていた場合、いざ現金化しようとした時に資産の暴落が起きたら、もうなす術はありません。
期間が延びれば、挽回のチャンスも増えますし、ある年齢で相当の利益が出ているのなら、利益確定をしやすくなります。

確定拠出年金の加入年齢上限の引き上げは、70歳まで働かせる布石のようにも見えます。その歳まで働きたくないのなら、それなりに資産を築いておかなければなりません。

労働者の高齢化が進み、寿命も延びるなかでは、労働者本人が自身の資産を運用する重要性はますます増加します。確定拠出年金の運用期間拡大は、そうしたほぼ確実にやってくる未来に対する処方せんです。


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