こんにちは。時短父さんです。

16日規制当局に提出された資料(Form4)によると、クラフト・ハインツ(KHC)の大株主の一つである、3Gキャピタルがクラフト・ハインツ株の一部を手放しました。

Form4 3G disposed

クラフト・ハインツ株の一部を売却したのは、ブラジルの投資会社で、クラフトとハインツの統合を主導した3Gキャピタルの子会社、3Gキャピタル・フード・ホールデングスです。

売却した株数はおよそ2500万株。これはクラフト・ハインツの発行済み株式数の2.1%にあたります。
売却後の3Gキャピタルによるクラフト・ハインツ株保有株式数は2億4500万株となり、比率としては20.1%に減少しました。

クラフト・ハインツ株の筆頭株主は、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイで、保有株式数は3億2544万株(26.7%)となっています。

【KHC】株主構成

今回の株式売却に加えて、ここ数カ月の間でCEOやCFO(ともい3Gキャピタル出身)の交代もありましたね。3Gキャピタルの影響力が徐々に下がってきたのが分かります。

このままどんどん下がっていくのかな・・・と思いきや。

16日はもう一つForm4が提出されていました。

こちらは株式の取得についてでした。名前を見てみるとLemann Jorge Pとなっています。
役職はDirecer(取締役)。取得株数はおよそ350万株です。取得後もあまり変わっていない(351万株)ので、これまで1万株程度しか保有していなかったようです。
Form4 Jorge Acquired

あぁ、取締役が自社株を買っただけなのね(1億ドル分ですけど)。というふうに思うでしょ?

しかし、このJorgeさんの経歴をクラフト・ハインツのサイトで見てみたら、以下のように書いてありました。
Mr. Jorge Leman
3Gキャピタルの共同創業者で、2004年から同社取締役・・・3Gキャピタルの出身じゃないですか!!
3Gキャピタルとして2500万株は売ったけど、個人で350万株買い戻したのかいっ!

クラフト・ハインツの取締役会には11人の取締役がいますけど、うち議長含む3人が3Gキャピタルの出身です。ちなみに執行役(Officer)12人のうち3人が3Gキャピタルと関連があります。

3Gキャピタルが悪いわけでもないんですけどね。でも、昨年までの業績不振などは同社の経営手法によるところが大きいと言われていたので、影響力が小さくなればいいなと思っていただけに、ちょっと残念です。

まぁ、彼らもこんなに株価が低い時に売らざるを得ないのですから、あちらも厳しい状況なのだと思います。まさかバークシャーまで売らないよね??

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