こんにちは。時短父さんです。

著名投資家ウォーレン・バフェットの伝記『スノーボール』(日本経済新聞社)には、バフェット氏の投資家としての人生が描かれています。バフェット氏がビジネスや投資に対してどう考えているのかが分かる名著です。同著では、当然ながら彼が行ってきた銘柄分析の手法が紹介されています。

そのうちの一つに、流動資産に注目したものがありますね。故郷オマハで株式ブローカーをしていた頃、クリーブランド・ウーズデッド紡績という繊維会社に投資したことがありました。

同著によると、そこの流動資産は1株あたり146ドルでしたが、同社の株価はそれ以下でした。「"設備が整っている紡績工場数カ所"の価値が株価に反映されていない」とバフェット氏は考えたようです。

流動資産には現金、有価証券、在庫、未収金を含みます。彼が流動資産に注目したのは、それが換金性(会社をどれだけ早く現金化できるか)を測る物差しだからです。

銘柄を分析する物差しは、それだけではないものの、バフェット氏の考え方を参考にすることはできます。現在投資している銘柄、または投資を考えている銘柄の株価が流動資産に対してどうかと考えることは無駄ではないはずです。

そこで、現在時短父さんが保有している米国株全10銘柄と日本株2銘柄で、評価してみたいと思います。

若きバフェット氏は、1株あたりの流動資産と株価を比較しましたが、私は流動資産(総額)と時価総額を比較します。基本的には同じことなので。また流動資産は楽天証券の個別銘柄のページに掲載されている数値を、時価総額はYahoo!ファイナンスに記載のある最新の数字を使いました。

結論から言って、全銘柄で時価総額が流動資産を上回りました。つまり、どれも当時のバフェット氏のアンテナには引っ掛からなかったことでしょう。
時価総額に対する流動資産の比率

個別で見てみると、少し状況は異なります。
JTは、時価総額に対する流動資産の比率が40%を超えています。IBMも40%に迫る数値です。KHCやNTTdocomoも比較的高めでした。一方でPGは7%で最低でした。全体的には10%台半ばが多い印象がありますね。

バフェット氏の考えでは、この比率が100%を超えていると、かなりの割安株ということになります。しかし、50%すら超える銘柄がない中では、40%というのは比較的割安であると言えます。

何故全て100%を超えることがなかったのか?
それは、全銘柄が大型株であり、企業は有名であり、多くの人に研究され、長年に渡り評価されてきたからですね。つまり、ダウ平均株価に採用されたり、日経平均株価に採用されたりするような銘柄には、極端な割安株というのは、そもそも存在し得ないのかもしれません。

今回は若き日のバフェット氏が銘柄を分析する際に用いた評価方法の一つを紹介しました。投資を考える際の参考になれば、幸いです。

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