こんにちは。時短父さんです。
米食品会社のマコーミック(MKC)をご存知ですか?
同社は、小売業者、食品製造業者及びフードサービス事業者などの食品業者向けにスパイス、シーズニングミックス、調味料等の研究開発・生産・販売を行っています。
時短父さん宅にも、マコーミックの商品が一つありました。
↑サラダに掛けると美味しいよ
マコーミックは30年以上連続増配を繰り返しており、株主還元に積極的な会社です。
そんなマコーミックの業績やキャッシュフロー、配当の推移などを調べてみましたので、ご紹介します。
マコーミックには事業セグメントが2つあります。
一つはConsumer事業。主に調味料やシーズニングミックスなど消費者向け商品を生産し、小売業者に販売しています。販売網は世界150の国と地域にあり、全社売上高の6割が消費者向けです。
もう一つはFlavor Solutions事業。こちらは風味製品を食品製造業者やフードサービスを提供しています。売上高の4割を占めています。
マコーミック全社の売上高・営業利益・純利益・EPSの推移は以下の通りです。
売上高は緩やかに拡大を続けていて、2017年-2018年は大幅な増収、2018年は大幅な増益となりました。
大幅な増収の理由は、同業のRBフードからフードビジネスを買収したことによります。これによりマコーミックはFrench’s, Frank’s RedHotなどのブランドを手にしました。
2018年の大幅な増益は、税制上の特別利益が押し上げ要因となりました。
いずれにしても、売上高・各利益ともに緩やかに拡大傾向にあって、ビジネスが順調に推移していることが分かります。
米食品会社のマコーミック(MKC)をご存知ですか?
同社は、小売業者、食品製造業者及びフードサービス事業者などの食品業者向けにスパイス、シーズニングミックス、調味料等の研究開発・生産・販売を行っています。
時短父さん宅にも、マコーミックの商品が一つありました。
↑サラダに掛けると美味しいよ
マコーミックは30年以上連続増配を繰り返しており、株主還元に積極的な会社です。
そんなマコーミックの業績やキャッシュフロー、配当の推移などを調べてみましたので、ご紹介します。
マコーミックには事業セグメントが2つあります。
一つはConsumer事業。主に調味料やシーズニングミックスなど消費者向け商品を生産し、小売業者に販売しています。販売網は世界150の国と地域にあり、全社売上高の6割が消費者向けです。
もう一つはFlavor Solutions事業。こちらは風味製品を食品製造業者やフードサービスを提供しています。売上高の4割を占めています。
マコーミック全社の売上高・営業利益・純利益・EPSの推移は以下の通りです。
売上高は緩やかに拡大を続けていて、2017年-2018年は大幅な増収、2018年は大幅な増益となりました。
大幅な増収の理由は、同業のRBフードからフードビジネスを買収したことによります。これによりマコーミックはFrench’s, Frank’s RedHotなどのブランドを手にしました。
2018年の大幅な増益は、税制上の特別利益が押し上げ要因となりました。
いずれにしても、売上高・各利益ともに緩やかに拡大傾向にあって、ビジネスが順調に推移していることが分かります。
事業別の売上高、営業利益、営業利益率の推移は以下の通りです。
Customer事業の2018年の売上高は33億ドル、営業利益は6.4億ドル、営業利益率は19.4%でした。売上高、営業利益ともに年々増加していて、営業利益率も高まっています。
Flavor Solutions事業の同年売上高は21億ドル、営業利益は3億ドル、営業利益率は14.2%でした。こちらも売上高と営業利益は増加しており、利益率も高まっていますね。
売上高を伸ばしながら、効率良く稼ぐというのは、結構難しいはずなんですけどね。うまく経営されているようです。
次にキャッシュフローの推移です。
こちらも文句ない形のグラフができ上がりました。毎年しっかり本業からキャッシュを稼いでいる一方で、投資支出は抑制されています。確実に会社にキャッシュが残るように管理されています。
営業キャッシュフローマージンは15%前後を推移しています。高い水準とまでは言い切れませんが、年々改善されている点は評価できます。
※2017年は42億ドルでRBフーズを買収しており、巨額のキャッシュアウトがありました。しかし、これは一過性の支出です。マコーミックの経営体質を表現するために毎年経常的に掛かる支出のみ記載とし、同支出は上記グラフからは省いています。
次に配当の推移です。
マコーミックはこれまで32年間連続して増配を続けています。S&P500配当貴族指数にも採用されています。
増配率は10%前後で推移していますね。成熟企業でこの水準の増配を繰り返せるのは珍しいでせね。しっかり稼げている証拠です。
配当利回りは1.5%を切る水準なので、高配当ではないです。ただ配当利回りは株価との関係で成り立つので、利回りが低いからと言って投資不適格とは言えません。
先ほども触れましたが、業績は右肩上がりです。事業規模も利益も伸びていれば、そりゃ買いは入り、株価は上がります。その分利回りが低くなっても致し方ないですね。
マコーミックが手掛ける風味製品は、健康志向の消費者を心を掴んでいます。健康志向が世界的なトレンドであるなら、マコーミックへの投資には妙味がありそうです。
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