こんにちは。時短父さんです。

減配

インカムゲイン重視または配当金で不労所得生活を送ろうとしている投資家にとって、最も聞きたくないワードの一つです。

減配とは、文字通り配当が減ることです。予想された配当額より実績の配当額が低い時に使うこともありますが、この場合には実質増配というケースもあり得ます。しかし、一番嫌なのは前年比実績で見た場合の減配です。

減配が発表されると、投資家の失望売りが加速して株価が急落することも珍しくありませんね。配当重視の投資家は、受け取るはずだった配当は減らされ、株価の下落で資産縮小に見舞われます。踏んだり蹴ったりな状況です。


従って、配当を重視した投資をするなら、減配リスクは最小限に抑えておく(ゼロにはできない)必要があります。減配リスクが大きい銘柄を避けるだけでも、効果が違うはずです。
とはいえ、どんな銘柄が減配リスクが大きいのかは、なかなか分からないもの。そこでここ1年くらいで実際に減配があった事例を紹介してみます。安定して配当を出したり、増配を繰り返す銘柄は、キャッシュフローが安定しています。逆に減配した銘柄はキャッシュフローはどうだったのでしょうか?

日産自動車
日産自動車は日本株のなかでも、以前から高配当銘柄として知られていて、個人投資家から人気がありました。時短父さんも短期間持っていたことがあります。
その日産自動車は、昨年度の業績悪化を受けて大幅な(57円→40円)減配を発表しました。
日産配当
日産自動車のキャッシュフローは、正直に言ってあり得ない状態でした。過去8年間のうち6回はフリーキャッシュフローがマイナスなのです。営業キャッシュフローマージンこそ、そこそこの数字ですが、にしても投資支出が多過ぎました。これではいくら自動車を売って稼いでも、会社に現金が残りません。これまでの高配当は綱渡り状態であって、減配はある意味必然だったのかもしれませんね。

日産CF

明光ネットワークジャパン

学習塾を運営する明光ネットワークジャパンは、日本株のなかでも花王に次ぐ20年連続増配を誇っていました。それが昨年簡単に減配(42円→30円)を発表してしまいました。増配ストップならまだしも、減配ですからね。増配を期待していた投資家にはかなりの精神的ダメージがあったはずです。
明光配当
同社のキャッシュフローは、かなり不安定でした。業態から言って、投資は少ないのは良いのですが、2016年と2018年は営業キャッシュフローが大幅に減少しました。その影響で営業キャッシュフローマージンが、2度急減。2%台まで低下しました。これでは減配も致し方ないですね。
明光CF

クラフト・ハインツ

もうご存知とは思いますが、保有銘柄です。
米食品大手のクラフト・ハインツはチーズのクラフトとケチャップのハインツが合併して2015年にできた会社です。著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャーハサウェイと投資会社3Gキャピタルが合併を主導しました。

バフェット氏が投資する銘柄として、期待されていましたし、期待していましたが、消費者の嗜好の変化、健康志向により売上が伸び悩んでいます。それだけでなく、合併時の費用負担が重過ぎて(評価が高過ぎて)、巨額の減損処理に追い込まれました。それにより、2018年は大幅な赤字に転落し、ついには36%の減配を発表したのです。
KHC 配当
クラフト・ハインツのキャッシュフローを見ると、2015年は投資キャッシュフローがドカーンと突き抜けていますね。その後も営業キャッシュフローが伸び悩んでいるのが分かります。営業キャッシュフローマージンも、右肩下がりでした。

嗜好の変化に対応できずに売上が伸び悩んみ、本業でキャッシュを稼げず、買収した企業の減損処理により赤字転落。クラフト・ハインツが辿った道は想像以上に厳しいものでした。
KHC CF

ゼネラル・エレクトリック

GEはコングロマリットの代名詞で、かつてダウ平均株価を構成する優良銘柄でした。それがどうしたことか、2年連続の減配を発表し、完全に不人気銘柄になってしまいました。
GE配当

GEのキャッシュフローは、フリーキャッシュフローはプラスになっているので、パッと見は悪くないです。
しかし、営業キャッシュフローが減少し続けていて、本業で稼げていないようでした。営業キャッシュフローマージンは5%を切っています。投資キャッシュフローが上向きである理由はよく分かりません。
GE CF

4つの事例から分かることは、配当を安定して出すにはキャッシュフローの安定が欠かせないということです。今はまだ減配していない銘柄も、注意深く見ていけば、その兆候を掴むことはできると思います。投資の際の参考にして下さい。

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