こんにちは。時短父さんです。

クラフト・ハインツの上期決算に落ち込み気味でしたが、嬉しいニュースがありました。

国内通信機器販売などを手掛けるエフティグループ(2763)は、2020年3月期第1四半期の決算を発表しました。内容は良かったです。

売上高は117.4 億円で、前年同期比5.6%増加しました。

営業利益は22億円で、同34.7%増加しました。売上高が増加した一方で、販管費を抑制できたことが大幅な増益に繋がりました。また海外事業譲渡益6億円も含んでいます。

純利益は12.8億円で、同11.0%増加しました。

希薄化後EPSは39.20円で、前年同期の33.75 円から増加しました。
エフティグループ 1Q業績推移


セグメント別の概要は以下の通りです。

法人事業
売上高は99.8 億円(前年同期比16.4%増)で、セグメント利益は17.7億円(同26.8%増)でした。
・小売電力自社ブランド「エフエネでんき」の売上高が大幅に増加(売上高4億円⇒19億円)
・ネットワークセキュリティ装置などの販売が増加
・蓄電池販売が大幅に増加(同4億円⇒8億円)
・東南アジア地域の現地法人の保有株式を他社へ譲渡

コンシューマ事業
売上高は25億円(同6%減)で、セグメント利益は3.9億円(同13%増)でした。
・蓄電池販売が好調(同10億円⇒13億円)
・インターネット回線サービス「ひかり速トク」のサービス利用料は減少(同13億円⇒11億円)
・東北地方のドコモショップ事業を譲渡
エフティグループ 1Qセグメント別業績推移

同社は一過性の販売(蓄電池やビジネスホンの販売)をショット、安定して継続的に収益につなげられるサービス(電力サービス・通信サービスなど)をストックと呼んでいて、近年はストックからの収益を重視しています。今1Qの売上高に占めるショットとストックの内訳は以下の通りです。
ショット・ストック内訳(2019 1Q)
今1Qはショットが85億円で69%、ストックが39億円で31%の比率となっています。
FY2018通期の比率ではショットが77%、ストックは23%でしたので、ストックの比率増加が顕著です。

好調な決算でしたが、業績見通しに変更はありませんでした。
通期見通しに対する進捗状況は以下の通りです。
業績見通しに対する進捗

売上高は計画480億円に対して117億円と、進捗率は24.5%で概ね順調です。
営業利益は計画60億円に対して22億円と、進捗率は36.8%で順調です。
純利益は計画38億円に対して12億円と、進捗率は33.7%で順調です。

決算発表を受けて、9日午後の取引では株価は急上昇しました。終値は1607円で、前日比5.6%上昇しました。終値が1600台をつけたのは2018年12月以来です。
エフティ株価チャート(2019年8月9日)

エフティグループは、株主還元にも積極的な企業で、連続増配や自社株買いを続けてくれています。配当性向は「50%目途」としていて、通期予想希薄化EPS117円に対して、年間配当は59円となっています。1QのEPSも計画に対して33.5%の進捗率でしたから、このまま順調にいけば、通期のEPSも計画を上回ってくる可能性大です。その場合は、更なる増配発表も期待できると思います。昨年も増配の増配がありましたね。

また上限50万株の自社株買いも実行中で、EPSの押し上げ効果も期待できそうです。

クラフト・ハインツの決算で撃沈した時短父さんですが、同日にこんな良い決算を見られて、ちょっと上を見られるようになりました。気を取り直して投資と向かい合いたいと思います。

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