こんちには。時短父さんです。

米食品大手クラフト・ハインツ(KHC)は、遅れていた2019年上半期(1~6月期)の決算を発表しました。内容は悪かったです。本当に悪かったです。以下、数値は特記しない限り、6ヵ月分のもので記載します。

売上高は123.6億ドルで、前年同期比(←不適切会計数値は訂正済み)4.8%減少しました。

営業利益は12.9億ドルで、同54.4%と半減しました。

純利益は8.5億ドルで、同51.4%と半減しました。

希薄化後EPSは0.70ドルで、前年同期の1.44ドルから半減しました。調整後EPSは1.44ドルで、前年同期の1.89ドルから23.8%減少しました。

【KHC】上半期業績推移

今回の決算、売上高の減少は4.8%減に留まったにも関わらず、各利益が半減したのには、のれんの償却(減損処理)が重くのしかかったからです。ロシアを含む東ヨーロッパで2.8億ドル、ブラジルで2.0億ドル、中南米にて1.2億ドル、北米の冷蔵食品事業で1.1億ドル、計7.4億ドルの減損を計上しました。その他、減損処理費用として4.7億ドルを計上しました。この処理に伴う、現金流出はありません。

その結果、同社ののれんや無形固定資産は、2018年12月末比で約10億ドル減少しました。
【KHC】2019年上半期バランスシート

にしても、改めて見ると、資産に占めるのれんや無形固定資産の比率が高過ぎますね・・・バフェット氏がクラフト買収にあたって「払い過ぎた」と言っている意味も分かる気がします。


利益の減少は、減損処理の影響だけではありません。売上も世界全体で減っています。
セグメント別の売上高は以下の通りです。
【KHC】上半期セグメント別売上高推移

米国事業は87.1億ドルで、前年同期比1.9%減少しました。
カナダ事業は10.1億ドルで、同3.6%減少しました。
EMEA事業(欧州・中東・アフリカ)は12.5億ドルで、同9.9%減少しました。
その他地域事業は13.9億ドルで、同16.8%減少しました。

この結果を受けて、7月に就任したパトリシオCEOは「今上半期の不振は、私たちが前進して行くうえで、受け入れられるべきものではない」と述べました。また「戦略を実行し、悲劇的な現状を変えるために前を向いて仕事している。就任して間もないが、私たちのブランドを愛してくれている消費者や従業員の決断力や才能にとても感謝している。クラフト・ハインツとその株主にとって、次の成長段階に推し進めるためにやるべきことはたくさんある。」と述べています。

また今回の決算発表では、通期の見通しは示されませんでした。

決算発表を受けてクラフト・ハインツの株価は急落しました。取引開始直後には、26.05ドルの最安値をつけましたが、その後は買いが入っています。とはいえ、前日比では約9%の下落となりました。
【KHC】株価チャート(2019年8月8日)

時短父さんの淡い期待は、完全に吹き飛んでしまいました。これはいよいよまずくなってきた感があります。というか、もう手遅れ?
決算と同時に発表された、9月支払い分の配当についても、何だか虚しく見えます。今回は0.40ドル配当(年間1.60ドル)を維持しました。ただ利益水準がこのままだと配当性向が100%を超えてしまう可能性があります。まぁ、昨年は大幅な最終赤字でしたから、今更気にする必要はないのかもしれませんが、更なる減配なんてこともあるのかな・・・

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