こんにちは。時短父さんです。

米複合企業の3Mは、9月支払分の四半期配当を発表しました。配当額は1株あたり1.44ドルです。今回は四半期配当の増配はありません。

3Mはダウ構成銘柄の優良企業にして、連続増配年数50年以上を誇っています。同社は100年以上連続して配当を出し続けています。直近の決算は振るいませんでしたが、配当を出し続けてきた実績は、同社のビジネスが安定してキャッシュを創出していることを証明しています。

下は3Mの四半期配当の推移です。投資の参考にして下さい。
【MMM】四半期配当推移

ちなみに今回の権利落日は8月15日です。3Mから配当を受け取りたければ、権利落日の前営業日までに買付けしておきましょう。

また、同社は構造改革の一環で、新たに防弾着事業の売却を発表しました。先日は、ガス・炎検知器事業の売却手続きが完了したばかりです。

防弾着事業って?という感じですが、こちらは、主に軍隊・軍人が身に着ける防弾着やヘルメット、コミュニケーションツールなどを製造しています。米軍や傭兵会社などが顧客なのでしょう。
【防弾着の写真】
ballistic helmet body armor

売却先は英Avon Rubber p.l.c(エイヴォン・ラバー社)です。元々はゴム製品を扱うメーカーのようで、化学、バイオ、放射線を防ぐの製品を製造しています。顧客には、軍や警察、消防があります。
Avon Rubber p.l

売却額は9,100万ドル(約96億円)と小規模です。入札保留中の条件付き対価次第では、2,500万ドルが追加料金される可能性があります。

3Mの防弾着事業は、先進素材部門に属しています。現在進行中の全社的な事業ポートフォリオ見直しに伴い、同事業を売却し、先進素材部門の他事業に集中することになりました。同部門は、交通・エレクトロニクスグループに属していて、フッ素樹脂やセラミック、グラスバブルズなどの素材や製品に集中します。

現在、防弾着事業は全世界で年間8500万ドルの売上があります。こちらは、3M全体売上高の0.25%程度に過ぎませんので、業績への影響は軽微です。同社も1株利益に対する影響はほぼないと判断しています。

今回の売却手続きは、2019年末から2020年の初頭に完了する見込みです。同事業に属する280人の従業員は、エイヴォン・ラバー社に転籍されるそうです。

3Mは昨年の業績不振から矢継ぎ早の事業再編をしていますね。事業グループを5→4への再編に始まり、事業売却が2件、事業取得が1件となりました。

様々な部門・事業が集まった複合企業ならではのことだとは思いますが、このスピード感は生ぬるい日本企業じゃあり得ないですね。ただ米中貿易戦争もあって、製造業には向かい風が吹き荒れており、業績の立て直しは一朝一夕には行かないでしょう。しばらくは厳しい経営が続くことは覚悟しておいた方が良さそうです。

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