こんにちは。時短父さんです。

ブルームバーグが伝えたところによると、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる、保険・投資会社バークシャー・ハサウェイは、株高が続いていた第2四半期(4-6月)は株式の売買で10億ドルを売り越したそうです。

2017年はアップル株の買い増しや米銀行に投資をしていましたが、今年は一転して静かです。また自社株買いも減速させたことから、バークシャーハサウェイが保有する現金は、1220億ドルにまで積み上がりました。

さて、株価の上昇局面で何故同社は新規投資や保有株の買い増しを実行しなかったのでしょうか?(多少はしたかもしれません)
それは、ウォーレン・バフェットの教訓に忠実に従っているからだと思います。

その教訓とは、「我々がすべきことは単純だ。他人が強欲なときに臆病になり、他人が臆病なときに強欲になりさえすればいい」です。

他人が強欲になっている時というのは、株価がドンドン上昇していて、真の価値(普通は分からないものですが)から上方向に掛け離れやすくなります。バフェットはそんな時には投資はしません。

バフェットが買う時とは、他人が臆病になっている時です。臆病になっている時も、真の価値から乖離するのですが、こちらは下方向にです。こういう時は、安くたくさん買えるので、株価上昇局面では大きなリターンを得ることができます。

つまり、バークシャーハサウェイが第2四半期で売り越したのは、同期間の株高で周りが強欲になっているなか、バークシャー自身が"臆病"になっていたからだと言えます。

さらに言うなら、先日の株価急落では、逆に買い増しを実行したかもしれません。また実行するでしょう。
米中関係の悪化、ドル高、トランプ大統領、利下げ、様々なリスク要因に、世界経済の先行きが不透明になるなか、多くの投資家が臆病になりました。

バークシャーハサウェイの買付け担当者が、バフェットの哲学を引き継いでいるなら、1220億ドルまで積み上がった現金を、この状況で持て余すわけはないと思います。

最後に、投資にあたってバフェットはこうも述べています。

株を買うとき、わたしはレミングの集団移動の逆張りをする

ちなみにあなたは集団に順張りですか?逆張りですか?

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