こんにちは。時短父さんです。
勤め先の会社(A社)が2020年3月期第1四半期の決算を発表しました。内容はまちまちでした。どちらかというと悪かったです。
売上高は前年同期比3%増加しました。事業規模を拡大しようとしているので、ある意味では当然の結果です。
営業利益は同20%近く減少しました。事業規模拡大に伴って、費用が売上高増加ペースを上回ったことが要因です。
四半期純利益は同30%近く減少しました。税引き前利益が減少したことに加えて、法人税の支払が、前年同期より2倍となったことも主な要因です。
A社の業績推移は以下の通りです。

売上高は年々増加傾向にあり、事業規模拡大路線を突き進んでいます。
一方で、本業の儲けを示す営業利益や、最終的な利益である純利益にはかなりバラつきがあり、低位で推移しています。
線グラフで示しましたが、1Qの営業利益率は1桁台前半でかなり低いです。
利益率が低いことは前から分かっていたことです。いわゆる労働集約型の産業で事業をやっているので、人件費(私の給与にもなるのですが)がかなり掛かります。
一方で毎年多額の設備投資も必要な業種でもあります。そのため、固定資産の比率は大きく、減価償却費もバカになりません。
キャッシュフローも、普段から優良米国企業のそれを見ていると、情けないほどです。

毎年設備投資が必要だと述べたように、投資CFは多いです。幸い営業CFはそこそこ確保できているので、今期のフリーCFはプラスでした。
営業CFマージンは20%程度を推移しているので、本業でキャッシュを稼げてはいるようです。
配当については、グラフをご用意できませんでしたが、前年は予定を上回る増配をしていました。とはいえ、連続増配年は0年。調子の良い時は増配するし、少しでも傾いたり、不安材料があったりすると、増配ストップする傾向にあります。ひとえに、人件費と設備投資にお金が掛かるからです。
さて、時短父さんはここ1年以上米国株に投資をしてきて、それなりに企業業績や配当政策を見てきました。
もちろん優秀な企業があれば、そうでない企業もあります。しかし、優良企業と言われるところの業績は、しっかりしていますし、キャッシュフローも非常に安定的か、伸びています。
例えば、日用品大手のP&Gのキャッシュフローは、(いつも言いますが)惚れ惚れしてしまいます。

もちろん業種が違うから、一概に比較しちゃいけないのだと思います。P&Gはダウ構成銘柄のなかでも、「超」が付くほどの優良企業ですし。
比較しちゃダメだし、実現はほぼ不可能と分かりつつも、憧れはあります。いつかP&Gみたいにきれいなキャッシュフローを描ける企業になりたい(させたい)なと。そして、投資家から支持される企業でありたいなと。
連続増配年数も配当貴族銘柄には到底及びませんが、少しでも伸ばしていきたいなと。配当政策は、一従業員にはどうすることもなく、経営者の意志次第ですけど。
まぁ、少なくとも一従業員にできることは、業務の生産性を高めていくことくらいでしょうか。日々の小さな積み重ねが、やがて大きな成果に繋がることを期待して。
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