こんにちは。時短父さんです。

米国株では2019年の第2四半期の決算発表が本格化してきて、2週間以上が経過しました。当ブログでも連日のように企業決算をご紹介しています。

先週はダウ平均株価採用銘柄のうち発表済みの7銘柄を対象に、売上高の増収率と純利益の増収率のそれぞれのランキングをご紹介しました。
※マイクロソフトの純利益に関する数値に誤りがあり、訂正しました。

今週はダウ銘柄のうち9銘柄で新規に決算発表がありました。
すでに6月中に直近の決算発表を終えているWBA(ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス)を加えて17銘柄でランキングを構成し直しました。

【売上高・増収率】
ダウ採用30銘柄増収率 2019年7月(中間報告)
(先週掲載分)

ダウ採用30銘柄増収率 2019年7月(中間報告)

売上高(または総収入)の前年同期と直近決算(単位は100万ドル)、増収率を載せています。

増収率の1位はユナイテッド・テクノロジー(UTX)でした。増収率は17.5%でした。宇宙関連事業が好調で増収に寄与しました。

2位は先週掲載時には1位だったマイクロソフト(MSFT)の12.3%でした。クラウド事業が好調で売上高を伸ばしました。

3位はビザ(V)でした。増収率は11.5%でした。堅調な経済を背景にカード利用が拡大し、決済処理手数料が増加した模様です。純収入(売上高)は市場予想の57億ドルを上回りました。4位のAXPとともに好調ですね。

逆に四半期売上高が減少したのは、ボーイング(-35.1%)、IBM(-4.2%)、インテル(-2.7%)などでした。ボーイングはご存知の通りで737MAXの納入ができないことが売上高に大打撃となりましたね。IBMとインテルの売上高減少は、主に為替要因となっていてるので、心配は不要です。

【純利益・増益率】
ダウ採用30銘柄増益率(純利益) 2019年7月(中間報告)訂正
(先週掲載分(訂正))

ダウ採用30銘柄増益率(純利益) 2019年7月(中間報告)

四半期の純利益率(前年同期と直近決算)とその増益率を載せています。

増益率で1位だったのは、マイクロソフト(MSFT)でした。増益率は48.6%でした。

2位はジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)です。増益率は41.8%です。「その他利益」が純利益を押し上げました。

3位はビザ(V)です。増益率は33.1%です。純利益は31億ドルで、市場予想を上回りました。

反対に純利益が減少したのは、かなり増えました。
大幅な赤字となったボーイング(BA)を始め、3M(MMM)、ウォルリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)、インテル(INTC)、ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)、ゴールドマン・サックスグループ(GS)、キャタピラー(CAT)の7銘柄です。

まとめると、増収増益はAXP,JPM,KO,MSFT,TRV,UNH,Vの7銘柄で、増収減益はCAT,UTX,WBAの3銘柄、減収増益はIBM,JNJ,MCDの3銘柄、減収減益はBA,GS,INTC,MMMの4銘柄となりました。

増益は6銘柄から10銘柄に4銘柄増えましたが、減益は1銘柄から7銘柄に6銘柄も増えています。それぞれの特殊要因はあるものの、少しずつ景気減速が決算にも見え始めてきたように感じます。

次週はアップルやP&G、エクソンなどの決算発表が控えていますので、またご報告したいと思います。

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