こんにちは。時短父さんです。

ユナイテッド航空を運航するユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス(UAL)は、2019年第2四半期の決算を発表しました。内容は良かったです。

売上高は114.0億ドルで、前年同期比5.8%増加しました。貨物収入は減少したものの、旅客収入が6%超伸びました。

営業利益は14.7億ドルで、同26.8%増加しました。事業拡大に伴う人件費などが伸びましたが、燃料費は抑制されました。

純利益(税引き後)は10.5億ドルで、同53.8%増加しました。ユナイテッド航空発表によると、2Qとしては過去最高の税引き前利益を記録したとのことです。

希薄化EPSは4.02ドルで、前年同期2.48ドルから62.1%増加しました。調整後EPSも4.32ドルで、前年同期の3.23ドルから増加し、市場予想を上回りました。

2Q業績

2Qの売上高比率は以下のような内訳になりました。
2Q売り上げ構成

国内線が63%、大西洋路線が18%、太平洋路線が11%、中南米路線が8%です。中南米路線は売上高が前年同期比で13%増加しました。その他の路線も全て増収となりました。
2019年1Qと比較して、大西洋路線の比率が3ポイント増加しました。

2Q旅客指標
主な旅客指標では、旅客マイルは630億マイルで、前年同期比5.1%増加しました。
座席マイルは732億マイルで、同3.6%増加しました。新規で国内際34路線を新規就航させたことが寄与しました。
座席マイルの伸びに対して、旅客マイルの伸びが上回ったことで、座席利用率も86.0%に上昇しました。

2Q イールド推移
ユナイテッド航空のイールド(旅客一人を1マイル運んで得られる収入)は、16.64セントとなり、前年同期の16.48セントから上昇しました。

2Q CF
キャッシュフローでは、営業CFが増加、投資CFも増加となり、フリーCFは若干減少しました。
営業CFマージンは22.0%で改善しました。


通期の見通しでは、調整希薄化後のEPSを従来予想10.00ドル~12.00ドルから10.50ドル~12.00ドルに修正しました。
ただ737MAXの運航停止の影響を受けて、輸送能力の増加見通しを、従来の4.0%~5.0%増加から3.0%~4.0%に引き下げました。

今回の決算発表を受けて、同社の株価は前日比2.84%上昇しました。年初来高値の91ドル台に乗せました。
株価チャート 2019年7月16日

先日発表されたデルタ航空の決算も好調でしたね。737MAXの欠航の影響があったにも関わらずの好決算は、旅客需要が堅調だったのですね。輸送セクターの業績好調は、人やモノの流れが活発だと言えると思うので、米国経済・世界経済の成長にプラスでしょう。アメリカンやサウスウエストの決算にも注目していきたいと思います。

今日もポチっとお願いします。
↓↓
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ