こんにちは。時短父さんです。

米飲料大手のペプシコ(PEP)が2019年第2四半期の決算を発表しました。内容はまちまちでした。

売上高は164.5億ドルで、前年同期比2.2%増加しました。市場予想164.3億ドルをわずかに上回りました。

営業利益は27.3億ドルで、同9.9%減少しました。販管費が8.9%増加したことが要因です。

純利益は20.3億ドルで、同11.8%増加しました。法人税の見込み額が減少したことが純利益を押し上げました。

希薄化後のEPSは1.44ドルで、同12.5%増加しました。
【PEP】2Q業績推移

6ヵ月間累積の売上高は293億ドルとなり、前年同期比で2.4%増加となりました。同営業利益は47.3億ドルで2.0%減少、純利益は34.4億ドルで9.0%増加でした。


第2四半期セグメント別の売上高の推移は以下の通りです。
【PEP】2Qセグメント別売上高推移
FLNA(北米菓子)は40.1億ドルで、前年同期比4.5%増加しました。
QFNA(北米食品)は5.4億ドルで、同2.5%増加しました。
NAB(北米飲料)は53.2億ドルで、同2.5%増加しました。
Latin America(中南米)は18.8億ドルで、同2.3%増加しました。
ESSA(欧州・サハラ以南アフリカ)は、31.3億ドルで、同0.5%増加しました。
AMENA(アジア・中東・北アフリカ)は15.5億ドルで、同1.0%減少しました。

第2四半期のセグメント別利益は以下のようになりました。
【PEP】2Qセグメント別利益推移
FLNA(北米菓子)は12.5億ドルで、前年同期比4.1%増加しました。
QFNA(北米食品)は1.2億ドルで、同12.4%減少しました。
NAB(北米飲料)は6.9億ドルで、同3.8%減少しました。
Latin America(中南米)は2.7億ドルで、同3.3%増加しました。
ESSA(欧州・サハラ以南アフリカ)は、3.6億ドルで、同16.4%減少しました。
AMENA(アジア・中東・北アフリカ)は3.2億ドルで、同34.5%減少しました。

ペプシコの6ヵ月間累積のキャッシュフローの推移は、以下の通りです。
【PEP】2QCF推移

営業CFは前年同期比で増加していますが、投資CFも大きく増えており、全体ではフリーCFはマイナスとなっています。
営業CFマージンは4.7%で、前年同期よりわずかに改善しました。

通期の業績見通しに修正等の変更はありませんでした。


決算発表を受けて、ペプシコの株価はわずかながら下落しました。
株価チャート 2019年7月9日
ペプシコの株価は年初の109ドルから約21%も上昇しています。
ペプシコは高配当株でしたが、現在の配当利回りは2.90%と、3.0%を下回る水準となっています。PERは15倍で割高とまでは言えないので、3.0%を切る利回りでも買っても良いのかなと感じます。


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