こんにちは。時短父さんです。

米国債の利回り低下が続いています。30日現在、10年債利回りは2.262%、2年債利回りは2.108%となっています。10年債利回りは、一時FF金利の下限である2.250%を割り込む場面もあり、利下げを織り込んだ水準となりました。
10年債利回りは、半年前には3%超だったことを考えると、中期的な下落が続いていると言えます。
米国長短金利

米国債は世界で最も安全なリスク資産です。ですから、世界経済の先行きに長期的な不透明感が広がると、株式に投資するメリットが薄れることから、より安全な国債が買われます。価格と利回りは反対の動きをしますので、国債が買われる現在は、利回りは下がっているのです。

では、米10年国債の利回り低下で、今すぐ経済的な後退局面が来るのでしょうか?

答えは否です。

10年債利回りの低下もそうですが、同時に2年債利回りも低下しているからです。チャートで示した通り、10年債と2年債の利回り差は縮まっていません。厳密に言えば、縮まったり、拡がったりを日々繰り返しています。

この利回り差が逆転すると、景気後退がやってくると言われていますが、まだその状況には至っていません。従って、2年債利回りも同時に下落している状況では、景気後退はまだ訪れないでしょう。

ただ楽観は禁物です。最近発表された各種経済指標は、予想を下回るものが多かったです。米国耐久財受注や米国中古住宅販売、米国小売売上高などです。

それらの背景にあるのが、やはり米中の貿易摩擦であることはほぼ間違いないでしょう。
FTSEラッセルのアレック・ヤング氏は、「過去数カ月にわたって過度な楽観が続いた後、投資家は米中の貿易がすぐに解決される可能性は低いとようやく認識しつつある」と指摘しています。「実際に、貿易摩擦は短期的に解決されるよりも、エスカレートする可能性の方が高まっている」と述べています。

米国株を保有する投資家は、景気後退局面が来る前に株式を手放すべきでしょうか。そんな愚かなことはしていけないと思います。グロース株保有者ならいざ知らず、ディフェンシブ株保有者ならがっちり保有しておくべきです。業績悪化により、一時的には含み損が拡大するかもしれません。しかし、そういう時こそ絶好の買い場になり得ることは覚えていたいものです。


にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村 株ブログ 配当・配当金へ