こんにちは。時短父さんです。

報道によると、米アマゾン創業者であるジェフ・ベゾスの元妻・マッケンジーさんが、自身の保有資産の半分360億ドルの半分を、慈善活動に寄付すると明らかになりました。この慈善活動は、ウォーレン・バフェット氏やビルゲイツ氏が始めた「ギビング・ブリッジ」というもので、生前または死亡時に資産の半分以上を寄付することを呼び掛けているそう。

360億ドルの半分って、180億ドル。だいたい2兆円弱くらいのになりますね。
時短父さんが一生かかっても手にすることはない金額です。

ウォーレン・バフェットも、19年間続けてきたサンフランシスコにある貧困対策NPO:グレイド財団に対して、3000万ドルを寄付しました。さらに彼との昼食会に参加できる権利を巡って、ネットオークションが行われています。2.5万ドルから開始されましたが、その落札額は同財団のために使われるそうです。

著名人が高額な寄付をする背景には、単純に社会貢献をしたい、社会的な名声を得たいなどの理由があるようなのですが、税金対策という点も見逃せないでしょうね。どうせ政府に持って行かれるのなら、自身の社会的な地位を上げることに使いたいと思うのは、自然なことかもしれません。何億ドルも持っていても使い切れないでしょうしね。

翻って、日本人は諸外国と比べると、あまり寄付はしていません。
「寄附白書2017」によると、個人の寄付総額では、日本は7756億円(GDP比0.14%)、韓国は6736億円(同0.50%)、イギリスは1兆5035億円(同0.54%)、アメリカは30兆6664億円(同1.44%)となっています。
人口一人あたりでは、日本は約6000円、韓国1万3400円、イギリスは約2万2700円、アメリカは約9万3700円となりました。

私たち日本人は6000円も寄付していましたかね??と思いましたが、こちらの数字にはふるさと納税の額も含まれています。
ふるさと納税を含めれば、平均で6000円はあり得る数字です。
ふるさと納税は主に所得税の還付や住民税の控除といった、節税効果を強調した寄付制度ですから、何となく純粋な寄付とは呼べないような気もします。

ただ自分が収める寄付金(税金)が、自分が望む方法で使われるように選択することも可能なので、そういう意味では、寄付と言ってもいいのかもしれません。
いずれにせよ節税効果は十分にあるので、庶民としてはやらないよりははるかにマシです。というか、これくらいしかできないのが現実です。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村 株ブログ 配当・配当金へ