こんにちは。時短父さんです。

私が加入している企業型確定拠出年金の商品ラインナップに『フィデリティ・米国優良株ファンド』というのがあります。

米国株投資家としては、気になる商品名ですね。一体どんな商品なのか調べてみることにしました。


ファンドの特色※目論見書より一部を抜粋
・米国の取引所に上場(これに準ずるものを含みます。)されている株式を主要な投資対象とします。
・. 個別企業分析により、国際的な優良企業や将来の優良企業に投資を行ないます。
・個別企業分析にあたっては、米国および世界の主要拠点のアナリストによる企業調査結果を活かし、現地のポートフォリオ・マネージャーによる「ボトム・アップ・アプローチ」を重視した運用を行ないます。
・ポートフォリオ構築にあたっては、分散投資を基本としリスク分散を図ります。
・株式組入率は原則として高位を維持します。
・ 米国の代表的な株価指数であるS&P 500(税引前配当金込/円ベース)をベンチマーク(運用目標)とし、長期的にベンチマークを上回る運用成果をあげることを目標とします。(ベンチマークとの連動を目指すものではありません。)

ざっくり言うと、
1.主な投資対象は米国株式
 ⇒世界最強の経済大国アメリカに投資するのは正解ですね。
2.ファンドマネジャーが優良株を探して投資する
 ⇒アクティブファンドってことです。
3.ベンチマークはS&P500
 ⇒ベンチマークを上回っているかな?

ということになります。

資産構成
主に米国株式に投資するのでしたね。
ちょっと古いですが、以下に資産構成を示しました。投資対象の92%は米国です。そのうちの89.5%分が株式、2.6%分が投資証券となっています。
他に、シンガポールやアイルランド、オランダの株式にも投資しているのですね。
米国優良株ファンド

(目論見書より作成)

組入れ銘柄
上位の組入れ銘柄はどうなっているでしょうか?
現在はマイクロソフトやアルファベット、アマゾンなどのIT企業が上位に名を連ねています。
2017年には金融やエネルギーが上位に入っていたようです。
米国優良株ファンド組入れ銘柄
(目論書・月次レポートより作成)
マイクロソフト、ユナイテッドヘルス、ベクトン・ディッキンソン、ボーイング、マーベル・テクノロジーの5銘柄が上位10位にランクインしました。

基準価額
ベンチマークとしているS&P500と比較をしてみましょう。さらに、私が保有しているDIAM外国株式インデックスの基準価額も同時に見てみます。
基準価額推移
(データはモーニングスター、ヤフーファインナンスより)

米国優良株ファンドは1998年の設定以来、基準価額は長らく低迷していました。2013年以降は上昇傾向に入りましたが、設定来112%増(2.1倍)に留まっています。
一方ベンチマークとしているS&Pは同期間で155%上昇しました。当ファンドはベンチマークに追いついていないのは明らかです。
またDIAM外国株式インデックスファンドは、2002年の設定以来252%増(3.5倍)となっています。

信託報酬
フィディリティ・米国優良株ファンドの信託報酬は1.6092%となっています。これは商品ラインナップのなかでもかなり高めの手数料率です。アクティブファンドなので、手数料が高いのは仕方のないことなのかもしれません。しかし先述の基準価額の推移でみたように、パフォーマンスはインデックスファンドに劣っていますので、手数料はかなり割高と思っていいでしょう。
ちなみに、DIAM外国株式インデックスファンドの信託報酬は0.2700%です。なんと約6倍の差もあります。

まとめ
米国優良株ファンドは、名前は響きの良いファンドだが、そのパフォーマンスは冴えません。ベンチマークにも届かず、インデックスファンドにも負けています。高い手数料に見合うパフォーマンスを発揮できておらず、確定拠出年金という長期の投資対象としては不適格であると感じました。


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