こんにちは。時短父さんです。

米大手航空4社の2019年第1四半期決算が出揃いました。個社の業績はそれぞれの記事で紹介しましたので、今回は4社決算における各種指標をランキング形式で紹介します。

ランキングにご参加いただくのは、アメリカン航空グループ(AAL)、デルタ航空(DAL)、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス(UAL)、サウスウエスト航空(LUV)です。

では早速始めましょう!

売上高
売上高
売上高の1位はAALでした!といっても1~3位は拮抗していますね。
LUVは売上高は他3社に劣っていますが、国内線のみの運航ですので、これは仕方のないことです。

売上高前年比増加率
売上高前年比増加率
売上高が前年同期比でどれだけ伸びたかを比較してみました。
1位はUALで、6.2%増でした。DALとLUVも健闘していますね。AALは7387MAXの運航停止の影響が大きかったようです。

営業利益
営業利益
営業利益の1位はDALでした。前年比で21%増加していました。
3位のUALも前年比で88%増加させました。
AALは営業利益が前年比で減少したことが響きました。

営業利益率
営業利益率
営業利益率の1位はやはりLUVでした。米国LCCの先駆け的存在なので、効率的に稼ぐことは得意にしています。
航空会社で営業利益率10%を確保するのは結構厳しいものがありますが、現在の事業環境を考えるなら、ほぼその水準にいるLUVは凄いと思います。
DALが9.7%というのも健闘しています。

EPS増加率
EPS増加率
EPSの前年同期比の増減率を調べました。
増加率1位は113%(2倍以上)UALでした。
意外やLUVは11%で4位でした。

営業キャッシュフローマージン
営業CFマージン
営業CFを売上高で割ったマージンでは、1位がLUVでした。営業利益率でも1位でしたね。さすがです。

ユニットレベニュー
ユニットレベニュー

ユニットレベニューは、座席一つを1マイル運ぶことで得られる収入です。
1位はDALの14.83セントでした。
長距離路線を持つ程、数値は高くなります。従って、国内線しか持たないLUVは4位なのは自然なことです。

ユニットコスト
ユニットコスト

ユニットコストは、旅客1人を1マイル運ぶのに掛かる費用です。
ワースト1位は15.31セントのAALでした。
通常、短距離路線を多く持つ程、コスト高になる傾向があります。しかし、LUVはここでは良いパフォーマンスでした。

有償旅客利用率
利用率
座席利用率はロードファクターとも言います。
どこも似たような数値ですが、80%超と高位を維持しています。
1位はDALでした。

個社の業績推移チェックも必要ですが、こうやって他社と比較してみると、いろいろと見えてくるものもあるのではないでしょうか?

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