こんにちは。時短父さんです。

日本たばこ産業(以下、JT)が2019年第1四半期の決算を発表をしました。内容はまちまちでした。

売上高にあたる売上収益は5054億円で、前年同期比1.9%減少しました。

営業利益は1825億円で、同24.4%増加しました。

純利益は1208億円で、同16.2%増加しました。

希薄化後EPSは67.63円で、前年同期の58.04円から16.5%増加しました。
1Q 業績推移

セグメント別の業績は以下の通りです。

国内たばこでは、売上収益が1465億円で前年同期比4.2%増加しました。
紙巻たばこは、定価改定と加熱式たばこの市場拡大により需要は減少したものの、販売数量は堅調でした。加熱式たばこは占有率23%となりました。JTの加熱式たばこ「プルームテック+」は6月から全国販売を開始する予定で、更なる拡大が見込めます。

海外たばこでは、売上収益が3084億円で同2.5%減少しました。
ただし販売数量は6.5%増加しました。これはバングラデシュやロシアでの買収効果が出たためです。

医薬では、売上収益が227億円で同14.6%減少しました。国内での抗HIV薬ライセンス契約解消の影響が出たためです。

加工食品では、売上収益が359億円で同4.5%減少しました。

下のグラフはセグメント別売上収益の推移を示しています。
全体傾向としては、国内たばこは減少、海外たばこは増加から横ばい、医薬は微増、加工食品は微減tなっています。
1Q セグメント別売上高推移

第1四半期のキャッシュフローは以下の通りです。
営業CFは1211億円の収入で前年同期比51%増加、投資CFは394億円の支出で同85%増加しました。よて、フリーCFは817億円で同38%増加しました。
営業CFマージンは24%でした。
1Q CF推移

通期の業績見通し(前年比で減収減益)に変更はありませんでした。

直近6ヵ月の株価チャートは以下の通りです。
株価チャート 2019年4月26んち
ここ半年ほどは2500円~2900円のレンジの中で推移しています。業績見通しや事業環境を考えると、3000円を超えてくることは当面なさそうです。
国内での基盤は維持しつつ、海外での事業拡大を進めることしか打開策はないように思えます。

JTに投資する方の多くは高い配当利回りに惹かれてのことでしょう。私もその一人でした。ただ配当重視で投資したのなら、あまり株価を見ない方が良いかもしれませんね(気になりますけど)。

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