こんにちは。時短父さんです。

米サウスウエスト航空が2019年第1四半期の決算を発表しました。内容はまちまちでした。
売上高は51.4億ドルで、前年同期比4.1%増加しました。予期しない出来事(737MAXの運航停止、政府機関の閉鎖、冬季の悪天候など)で2億ドルの逸失収入がありました。
営業利益は5億ドルで、同18%減少しました。
純利益は3.8億ドルで、同16.4%減少しました。
希薄化後EPSは0.7ドルで、前年同期の0.79ドルから11.4%減少しました。予想を上回りました。

有償旅客座席利用率は81%で前年同期より減少しましたが、ユニットレベニュー(旅客1マイル当たりの収入)の増加が相殺しました。現在の予約状況など考慮すると、第2四半期のユニットレベニューは2018年と比較して5.5%~7.5%上昇すると見込んでいます。
一方、ユニットコスト(旅客1マイル当たりの費用)は5.9%増加しました。

有償旅客数は3129万人でした。前年同期比で0.1%減少しました。
提供座席数は増加したため、先述のとおり利用率は減少しました。

第1四半期のキャッシュフローの推移は以下の通りです。

営業CFは増加し、投資CFは減少したため、フリーCFは増加しました。
営業CFマージンは21.5%で、改善しました。
今回の決算発表を受けて、株価は一時2%高となりました。

ご存知の通り、サウスウエスト航空は小型機ボーイング737シリーズのみで運航をしています。そのため、737MAXの運航停止措置が業績に悪影響を与えると見られていました。しかしながら、旺盛な旅客需要に支えられて、なんとか業績を維持することができました。
これから夏季にかけて旅行シーズンを迎えます。3月には西海岸からハワイ路線を開設しており、これれらのプレジャー路線において確実に需要を取り込み、業績の弾みをつけたいところです。


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