こんにちは。時短父さんです。

日本たばこ産業(以下、JT)より昨年末に権利確定していた分の株主優待品が自宅に届きました。

保有株数は200株なので、2,000円相当分の商品群のなかから、今回はお米パックを頼んでいました。

新潟県産こしひかり 白かゆ 3食分、
国産こしひかり 3食分、
福岡県産元気つくし 4食分、
北海道産ゆめぴりか 4食分
の計14食分のパックです。
米パック(2019年4月) 

JTはたばこ会社なのに、優待品は何でお米なの?と疑問があるかもしれませんが、グループ子会社にTableMark(テーブルマーク株式会社)という加工食品製造会社を保有しているからです。
お米パックの他にも、家庭用・業務用冷凍食品や家庭用常温食品のカップ麺を作っています。

テーブルマーク以外にも、調味料・スープを作る富士食品工業やベーカリーのサンジェルマンなどを子会社として持っています。

JTの売上高約2兆2000億円のうち、国内たばこは28%、海外たばこは59%、医薬は5%、加工食品は8%です。
事業ポートフォリオ
国内のたばこ事業が下降気味であるため、海外たばこ事業を強化していますが、たばこに偏ることも避けるために医薬品や加工食品にも投資しています。

一方で、営業利益に占める割合では加工食品は1%となっており、利益貢献度はかなり低い。というか、無いに等しいです。原材料価格の高騰が利益を圧迫したとはいえ、加工食品事業を保有する意味あるのかなと思ってしまいます。
事業ポートフォリオ 営業利益
考えられるのはイメージ戦略というのもあるのでしょうね。「たばこ」というと、どうしても一般消費者にはイメージが良くないですから、医薬品や食品もやっているんだぁという印象は与えられると思います。
それに株主優待で堂々とたばこを配るよりも、お米パックなど食品を配った方が、喫煙者以外が株主になる動機にもなりますしね。幅広い層から投資を募るには良いツールなのかもしれません。

株主優待だけに期待しているわけではない投資家(私も含めて)にとっては、早期に加工食品だけで利益を出して、貢献してもらいたいと思います。

そういえば今年はたばこ製品を紹介する企画はないとのことです。
コストが掛かり過ぎたのかな?

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