こんにちは。時短父さんです。

資本主義社会では、企業も個人も生きて行くには、お金を稼がないといけないのは、多くの人が理解していると思います。

ただその稼いだお金をどう使うかという点においては、個人差が多いにあります。企業の場合でもそうです。お金の使い方には、投資、消費、浪費があると思いますので、その違いを考えて行きます。

1.投資
投資は、手元にある現金や人材、機械や建物などの資産(資本)を使って、将来に渡ってより多くの収入を得ようとする行為です。

個人の場合なら、手元にある現金で株式を買ったり、不動産を買ったりするのが、イメージしやすい投資です。働くという行為も、労働力と時間という自分の資産を提供して給料を得る投資です。健康や教育にお金をかけて、丈夫な心身や明晰な頭脳を手にしようとするのも投資の一つです。

企業ももちろん投資をします。
設備投資なんていう用語をよく耳にしますね。航空会社なら航空機に、通信会社なら基地局に、自動車メーカーなら製造ラインに投資します。それらの設備が稼働することで、収入が発生します。
企業は、人に対しても投資しますね。従業員を雇うことに始まり(基本新人は何もできない)、教育を施すことで稼ぐ人材に育て上げます。

投資はすぐには結果が出ないけれど、中長期的に個人や企業に収入をもたらす(稼ぐ)ことができます。

2.消費
消費は、生きるのに必要なお金を支出する行為です。
個人なら死活問題となる衣食住への支出ですね。生きるには最低限の着る物が必要ですし、栄養ある食べ物、安心して住む家が必要です。これらへの支出は、そこからより多く得ようとすることを期待はしていません。

企業も同様です。売上や利益を増やそうとせず、現状維持で営業を続けるだけなら、それに必要な経費だけ払っていればいい。仕入れに掛かる費用や従業員の給料も最低限を維持していれば済む話です。
ただ企業が個人と違うのは、現状維持を望んでも、ビジネスの世界で生き延びるだけは通用しない点です。最低限の支出しかしないのなら、ライバルに飲まれるか、マーケットを食われます。だから、企業は消費よりも投資をして事業規模を大きくしたり、品質を上げたりして、そうならないように備えるのです。

3.浪費
消費と浪費の違いは、前者が生きるのに必要な支出に対して、後者はいわゆる無駄遣いです。
厄介なのは、支出している本人が消費または投資と思い込んでいることです。実体は浪費をしているのに。「私は今無駄遣いしているよー」と自覚しながら、お金を払う人はいませんよね。大体が後から気付くものです。特に100円ショップで買ったものとか、はたまた家や車、結婚式など結構金額がデカイ時に金銭感覚失くして追加したオプションとか。

無駄遣いが全て悪いとは言いません。気晴らしには良いかもしれません。しかし、支出のうちで知らず知らずのうちに大きな割合を占めるようだとお金は貯まりませんね。

個人ほどではないと思いますが、企業だって浪費しているかもしれません。
ただいるだけで、稼ごうとしない従業員に対する給料なんて浪費でしょう。稼働していない資産を維持する費用も浪費です。


いかがですか?
あなたのよくやる行為は投資ですか?消費ですか?それとも浪費ですか?
個人的には、全支出を100としたら、投資40、消費50、浪費10くらい(←0にしたいけど)が丁度良い割合かなと思います。

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