こんにちは。時短父さんです。
米航空大手のデルタ航空(DAL)が2019年第1四半期の決算を発表しました。内容は良かったです。
売上高は104億ドルで、前年同期比5.1%増加しました。
営業利益は10.2億ドルで、同21.4%増加と大きく改善しました。
純利益は7.3億ドルで、同33.5%増加とこちらも大幅に改善しました。
希薄化後のEPSは1.09ドルで、前年同期の0.79ドルから増加しました。

デルタ航空の売上高の内訳を見てみると、旅客収入が92.5億ドルで全体の9割弱を占めています。高単価旅客から収入が増加し、旅客収入は前年同期比5%以上増加しました。貨物収入は全体の2%で、同5%減少しました。

デルタ航空のキャッシュフローは改善傾向にあります。2017年は大きく悪化しましたが、その後持ち直し、営業CFから投資CFを引いたフリーCFは2年連続でプラスとなりました。
営業CFマージンは18.6%でした。

営業規模と旅客利用率を見てみます。
有償旅客を運んだ距離の合計(旅客マイル)は516億マイルで、前年同期比4.8%伸びました。
提供した全ての座席を運んだ距離の合計(座席マイル)は624億マイルで、同5.0%伸びました。
有償座席利用率(ロードファクター)は82.7%で、同0.8%減少しました。座席マイルの伸び率に対して、旅客マイルのそれが低かったことが要因です。

デルタ航空は次期・通期見通しも発表しました。
通期の売上高は6%~8%の増加を見込み、税引き前利益率は14%~16%の増加を見込んでいます。EPSは2.05~2.35ドルとしました。
第1四半期の好決算と良好な見通しを好感して、10日の株価は一時3.5%の上昇を記録しました。4月2日に同社が今期の業績見通しを発表したことで急騰していましたが、一段高となった格好です。

現在、航空業界はボーイング737MAXの運航停止で揺れています。同型機を多く運航するサウスウエスト航空(LUV)は業績見通しを下方修正しています。世界経済の停滞も懸念されていますが、航空需要は堅調であることが示されました。
ただ航空業界は、国際情勢の影響を強く受ける産業であることは変わりなく、例えウォーレン・バフェットが保有しているからといって、必ずしも一般投資家に恩恵があるとは限りません。そのあたりを考えて投資する必要があると思います。


米航空大手のデルタ航空(DAL)が2019年第1四半期の決算を発表しました。内容は良かったです。
売上高は104億ドルで、前年同期比5.1%増加しました。
営業利益は10.2億ドルで、同21.4%増加と大きく改善しました。
純利益は7.3億ドルで、同33.5%増加とこちらも大幅に改善しました。
希薄化後のEPSは1.09ドルで、前年同期の0.79ドルから増加しました。

デルタ航空の売上高の内訳を見てみると、旅客収入が92.5億ドルで全体の9割弱を占めています。高単価旅客から収入が増加し、旅客収入は前年同期比5%以上増加しました。貨物収入は全体の2%で、同5%減少しました。

デルタ航空のキャッシュフローは改善傾向にあります。2017年は大きく悪化しましたが、その後持ち直し、営業CFから投資CFを引いたフリーCFは2年連続でプラスとなりました。
営業CFマージンは18.6%でした。

営業規模と旅客利用率を見てみます。
有償旅客を運んだ距離の合計(旅客マイル)は516億マイルで、前年同期比4.8%伸びました。
提供した全ての座席を運んだ距離の合計(座席マイル)は624億マイルで、同5.0%伸びました。
有償座席利用率(ロードファクター)は82.7%で、同0.8%減少しました。座席マイルの伸び率に対して、旅客マイルのそれが低かったことが要因です。

デルタ航空は次期・通期見通しも発表しました。
通期の売上高は6%~8%の増加を見込み、税引き前利益率は14%~16%の増加を見込んでいます。EPSは2.05~2.35ドルとしました。
第1四半期の好決算と良好な見通しを好感して、10日の株価は一時3.5%の上昇を記録しました。4月2日に同社が今期の業績見通しを発表したことで急騰していましたが、一段高となった格好です。

現在、航空業界はボーイング737MAXの運航停止で揺れています。同型機を多く運航するサウスウエスト航空(LUV)は業績見通しを下方修正しています。世界経済の停滞も懸念されていますが、航空需要は堅調であることが示されました。
ただ航空業界は、国際情勢の影響を強く受ける産業であることは変わりなく、例えウォーレン・バフェットが保有しているからといって、必ずしも一般投資家に恩恵があるとは限りません。そのあたりを考えて投資する必要があると思います。
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