こんにちは。時短父さんです。

先日はバフェット流で2030年の株価とEPSの予想をしました。その時は2018年のBPS、EPS 、ROEなどの指標を用いました。今回はEPSと内部留保額を使って、経営者の投資判断能力を診断してみたいと思います。

診断にあたっては、メアリー・バフェット著『億万長者を目指す バフェットの銘柄選択術』の「第20章 経営陣の投資能力評価」に記載のある方法です。

その方法とは、
①ある一定期間のEPS合計を求め、そのうちの内部留保額(再投資額)を計算する。
②当該期間でいくらEPSが増えたか求める。
③ ②÷①で再投資に対する増分ベースのROEを求める。

これより、消費者独占型企業にありがちなインフレのみによるEPS増加(誤魔化しの利益成長)や経営者の投資能力不足を見破る手段を一つ手にすることができます。

では、銘柄分析に移りますが、例によって対象は時短父さんの保有銘柄(米国株10銘柄、日本株6銘柄)です。EPSを合計する期間は2009年〜2018年としますね。

では、メモの準備はいいですか?まずは米国株10連発行くよー!

1.KO
EPS合計 22.38
内部留保合計 7.98
EPS増加 -1.44
増分ベースのROE -18.0%
KO

2.PG
EPS合計 39.28
内部留保合計 16.25
EPS増加 -0.5
増分ベースのROE -3.1%
PG

3.JNJ
EPS合計 44.53
内部留保合計 17.53
EPS増加 1.21
増分ベースのROE 6.9%
JNJ

4.MMM
EPS合計 70.48
内部留保合計 37.14
EPS増加 4.59
増分ベースのROE 12.4%
MMM

5.XOM
EPS合計 58.53
内部留保合計 33.74
EPS増加 0.9
増分ベースのROE 2.7%
XOM

6.T
EPS合計 24.05
内部留保合計 6.25
EPS増加 0.79
増分ベースのROE 12.6%
T

7.VZ
EPS合計 28.94
内部留保合計 7.655
EPS増加 2.04
増分ベースのROE 26.6%
VZ

8.PM
EPS合計 45.48
内部留保合計 11.01
EPS増加 1.83
増分ベースのROE 16.6%
PM

9.IBM
EPS合計 118.14
内部留保合計 76.73
EPS増加 -0.55
増分ベースのROE -0.7%
IBM

10.KHC ※2013年以前のデータが取れず2014年からとします
EPS合計 3.0
内部留保合計 -8.7 
EPS増加 -8.25
増分ベースのROE 94.8%
KHC

結果、増分ベースのROEの上位3社は、VZ(26.6%)、PM(16.6%)、T(12.6%)でした。通信2社がランクインしました。MMMも12.4%と健闘していまして、10銘柄のうち唯一EPSが毎年確実に増加している点が評価できまると思います。利益が出ていないのに、94%と異常な数値のKHCは参考程度にしてください。

今回は過去の指標から経営者の投資能力を診断してみました。率直な感想としては、10年くらいの期間では、意外とEPSは伸びないなということ。それは成熟企業である裏返しでもありますね。

時短父さんの投資銘柄はインカム重視で選択しているので、EPSがグイグイ増加するようなことはありませんが、それはそれで良いのかもしれません。

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億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術
メアリー・バフェット
日本経済新聞出版社
2002-05-20