こんにちは。時短父さんです。

インカムゲインを目的とした株式投資を実践している場合、配当金をどう使うかがその後のパフォーマンスに大きく影響します。

株式投資をするサラリーマンが投資に回せる資金はたかが知れているでしょう。毎月5万円捻出するのがやっとというなら、年間投資額は60万円。配当利回り5%だと、受け取り配当金は3万円です。これを多いと見るか、少ないと見るかは自由です。10時間ちょっと残業すれば、稼げる額ですからね。

ちっぽけな額だからといって、飲みに使ってしまったりしないで下さい。この最初の3万円があなたを救うかもしれません。

最初に受け取った配当金は必ず再投資してみましょう。再投資といっても、必ずしも配当をくれた銘柄を買い増す必要はなく、別の銘柄でも良いです。まぁ同じ銘柄を買い増した方が、再投資したー!って感じにはなりますが。

配当を再投資すると何が良いのでしょうか?

再投資で手にした株式はタダ同然で得たということ。初期投資の資金は、自分が汗水流して働いて稼いだ給料から出しているでしょう。しかし、配当金は自分ではなく、お金が働いて稼いでくれたものです。何もしていないのに、投資先企業の経営者とか、従業員とかが頑張って働いてくれて、投資家に利益をもたらしてくれるのです。それでまた株式を買う。彼らが自分のために株式を買ってくれてるようにも見えますね。

また再投資は複利の力を発揮することができます。複利の反対に単利というのがありますね。単利では元本は変わらないので、利率(が変わらないと受け取る利息は一定です。
しかし、複利は違います。元本が増えていくので、利率が同じでも受け取る利息は年々増えて行きます。

先ほどの例では、5%の利回りなので、そのまま3万円を全て再投資をすると、翌年には元本が5%増えたこと(63万円)になります。すると、その年は同じ利回りでも受け取る配当金は3万1500円と、1500円も多くなるのです。これが複利です。

これを10年、20年、30年、40年と続けてみると、仮に一切の追加資金がなくとも資産を大きく増やすことが可能です。下のグラフは1年目に60万円を投資して、毎年5%を複利と単利で運用する場合の資産額の推移です。
複利と単利のイメージ
              複利   単利
10年目 930,737  870,000
20年目   1,516,170  1,170,000
30年目    2,469,681    1,470,000
40年目    4,022,851    1,770,000

時間の経過とともに複利と単利の差額が増加していますよね。10年目を過ぎた辺りから資産額が開き始めました。投資は若い時から始めた方が有利なのは、そのためです。

アインシュタインは「複利は人類最大の発明だ」とまで言いました。
あなたも受け取った配当金3万円を確実に再投資していけば、お金持ちになるのも夢ではないかもしれませんよ。

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