こんにちは。時短父さんです。

11日のNY市場では、米航空機大手ボーイング(BA)の株価が一時12%超の暴落しました。

株価暴落 2019年3月

エチオピア航空の旅客機が10日、離陸直後に墜落し乗員乗客157人が死亡したこと、昨年10月にインドネシアのライオンエア機が同様に離陸後に墜落していました。2件の墜落事故を受けて、各国が運航停止措置を取った、または取ることを検討しているため、受注減を懸念した売りが広がりました。

737MAX運航停止

エチオピア航空

この日のダウ平均は200ドルの上昇となりましたが、ボーイングが300ドル程度押し下げたとの見方もあります。年初来30%以上上昇していてダウ30種では最高のパフォーマンスを出していましたが、足を引っ張った格好です。

株価に与える影響

墜落機はいずれもボーイングの737MAX型機です。同型機は、主に燃費向上を目的に737NG型機(-700/-800/-900)の後継機として開発されました。サウスウェスト航空などが大量に発注している(運航もしている)他、日本でもANAがMAX8型機の発注を表明しています。

墜落事故を受けても、各証券会社の投資判断は強気です。

モルガン・スタンレーによるボーイングの目標株価は500ドルを据え置いています「結論を導き出すのは時期尚早だが、安全や生産、運航停止や費用面の混乱懸念が生じた可能性」を指摘、「ボーイングが是正措置を講じれば、より長期でみて買いを入れる機会になる」としています。

コーウェンによる目標株価475ドルとした上で、「今回の事故は短期的には株価の上値を抑えるだろうが、長期的には同社や同機のリスクにはならない」と予想しています。米連邦航空局(FAA)が運航停止措置を取る場合は業績へ悪化の可能性があるだろうとしています。

JPモルガンは目標株価450ドルに設定しています。「エチオピア航空の事故原因に関する暫定的な調査結果が出てくるまでに数週間かかる可能性があり、事故による影響について現時点で結論を出すことに消極的」としています。

いずれの目標株価も11日の終値400ドルより12%~25%高く設定しており、今のところ悲観する必要はないでしょう。むしろ導入を予定している航空会社の、機材計画が狂い、フリート戦略に悪影響が出る方を懸念すべきかもしれません。燃費性能が良い機材の導入が遅れれば、その分燃費性能が劣る機材を使い続けなければなりませんからね。

サウスウェスト航空(LUV)は737型機シリーズのみで運航しているため、しばらくはFAAの動向を注視する必要があると思います。


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