こんにちは。時短父さんです。
米航空のサウスウエスト航空をウォーレン・バフェット氏率いる投資・保険会社バークシャーハサウェイが買収を検討していると、ソーシャルメディアでの観測が広がっているとブルームバーグが報じました。「未確認」情報としつつも、2月28日の同社株価は一時5.8%上昇しました。

バークシャーはすでにサウスウエスト航空の第2位株主で、保有比率は9.9%となっています。「未確認」とはいえ、買収の憶測が流れたということは、それなりに同社ビジネスに期待を寄せているからでしょう。過去の業績などを調べてみました。

2011年から2018年の業績をまとめました。
売上高は航空需要の高まりを受けて年々増加していて、2018年は219億ドルでした。2011年比で40%増加しています。2018年の営業利益や純利益は2011年比では増加していますが、前年比でマイナスになっている年もあります。航空ビジネスは人件費や燃料費が多く掛かりますので、利益を出すのが本当に難しいんです。そうしたなかでも安定して利益を確保している(EPSも伸びている)点は評価できると思います。

2011年と2018年の営業費用を比較してみました。費用総額では2011年148億ドルに対して、2018年は187億ドルでした。増加率は26%です。先ほど同期間の売上高は40%増加したと述べましたが、この点ではうまく費用をコントロールできていると思います。燃料費を除く全ての費用項目が増加していて、とりわけ人件費が大きく伸びています。
機材整備がそれほど増加していないのは、同社がボーイング737型機シリーズのみでオペレーションしているからだと考えられます。機種が多ければ、それだけ交換部品を用意したり、整備士の訓練に費用が掛かりますから。
下に2018年の営業費用の内訳を示しました。人件費が41%、燃料費が25%、機材整備費が6%、空港使用料(着陸料など)7%、減価償却費が6%などとなっています。

次にキャッシュフローです。
航空会社にしては珍しく安定したキャッシュフローですね。普通は投資CFがドカーンと増加して、フリーCFがマイナスに陥る年が何度かあるものです。新規で機材を調達しないと行けませんからね。もちろんサウスウェスト航空も新規に調達しているのでしょうが、しっかりコントロールされている印象がありますね。やはり737型機に特化しているのが良いのでしょう。

最後に配当の推移です。

連続増配年数は7年となっています。配当性向は10%前後で低すぎるのような気がしますが、業界の特性でそれも無理もありませんね。機材調達で多額の資金は必要ですし、外的要因で業績が急降下することも度々ありますから。
最後に、ジュレミー・シーゲル著の『株式投資の未来』でも航空業界に触れていましたね。9・11後に軒並み大手航空会社は不況になりましたが、サウスウエストだけは黒字を計上し続けたと。2003年4月時点の時価総額は他社の合計よりも大きかったそうです。サウスウエストの成功の秘訣は、生産性だけでなく、競争優位性に焦点を絞ったからです。だからバフェットも同社株を持っているのだと思います。ただ「航空業界はもう懲りた」はずなのに大手4社の株式も保有している点(2016年に買ったとのこと)は納得行きませんが・・・


米航空のサウスウエスト航空をウォーレン・バフェット氏率いる投資・保険会社バークシャーハサウェイが買収を検討していると、ソーシャルメディアでの観測が広がっているとブルームバーグが報じました。「未確認」情報としつつも、2月28日の同社株価は一時5.8%上昇しました。

バークシャーはすでにサウスウエスト航空の第2位株主で、保有比率は9.9%となっています。「未確認」とはいえ、買収の憶測が流れたということは、それなりに同社ビジネスに期待を寄せているからでしょう。過去の業績などを調べてみました。

2011年から2018年の業績をまとめました。
売上高は航空需要の高まりを受けて年々増加していて、2018年は219億ドルでした。2011年比で40%増加しています。2018年の営業利益や純利益は2011年比では増加していますが、前年比でマイナスになっている年もあります。航空ビジネスは人件費や燃料費が多く掛かりますので、利益を出すのが本当に難しいんです。そうしたなかでも安定して利益を確保している(EPSも伸びている)点は評価できると思います。

2011年と2018年の営業費用を比較してみました。費用総額では2011年148億ドルに対して、2018年は187億ドルでした。増加率は26%です。先ほど同期間の売上高は40%増加したと述べましたが、この点ではうまく費用をコントロールできていると思います。燃料費を除く全ての費用項目が増加していて、とりわけ人件費が大きく伸びています。
機材整備がそれほど増加していないのは、同社がボーイング737型機シリーズのみでオペレーションしているからだと考えられます。機種が多ければ、それだけ交換部品を用意したり、整備士の訓練に費用が掛かりますから。
下に2018年の営業費用の内訳を示しました。人件費が41%、燃料費が25%、機材整備費が6%、空港使用料(着陸料など)7%、減価償却費が6%などとなっています。

次にキャッシュフローです。
航空会社にしては珍しく安定したキャッシュフローですね。普通は投資CFがドカーンと増加して、フリーCFがマイナスに陥る年が何度かあるものです。新規で機材を調達しないと行けませんからね。もちろんサウスウェスト航空も新規に調達しているのでしょうが、しっかりコントロールされている印象がありますね。やはり737型機に特化しているのが良いのでしょう。

最後に配当の推移です。

連続増配年数は7年となっています。配当性向は10%前後で低すぎるのような気がしますが、業界の特性でそれも無理もありませんね。機材調達で多額の資金は必要ですし、外的要因で業績が急降下することも度々ありますから。
最後に、ジュレミー・シーゲル著の『株式投資の未来』でも航空業界に触れていましたね。9・11後に軒並み大手航空会社は不況になりましたが、サウスウエストだけは黒字を計上し続けたと。2003年4月時点の時価総額は他社の合計よりも大きかったそうです。サウスウエストの成功の秘訣は、生産性だけでなく、競争優位性に焦点を絞ったからです。だからバフェットも同社株を持っているのだと思います。ただ「航空業界はもう懲りた」はずなのに大手4社の株式も保有している点(2016年に買ったとのこと)は納得行きませんが・・・

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