こんにちは。時短父さんです。
ブルームバーグによれば、ウォーレン・バフェット率いる投資会社バークシャーハザウェイがアップル株を一部売却し、大手金融株を買い増したそうです。そのうちの一つにバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)があります。
バンカメ(BAC)はダウの構成銘柄にも関わらず、ほとんど調べたことがありませんでした。バークシャーが買い増したとのことで、注目も集まると思いますので、過去の業績や配当状況について調べてみました。
バンカメの事業内容はもちろん銀行・金融ですが、セグメントは主に4つに分類されます。
コンシューマバンキング、グローバルウェルス&インベストメント・マネジメント、グローバルバンキング、グローバルマーケットです。

・コンシューマバンキングには、預金・消費者向け貸出が含まれています。収入は全体の41%を占めていて、2018年は前年比で8.7%増加、純利益は46.7%増加しました。
・グローバルウェルス&インベストメント・マネジメントにはメリルリンチ・グローバルウェルス・マネジメントが含まれます。同セグメントの収入は全体の21%を占めており、2018年は前年比で4.0%増加し、純利益は31.9%増加しました。
・グローバルバンキングには投資銀行が含まれます。同セグメントの収入は全体の21%を占めており、2018年は前年比で1.8%減少しましたが、純利益は17.5%増加しました。
・グローバルマーケットには債権市場が含まれます。同セグメントの収入は全体の17%を占めており、2018年は前年比で0.7%増加しましたが、純利益は20.8%増加しました。


全体としての業績の推移を下に示します。2008年-2009年のリーマンショック・金融危機では純損失を計上したものの、2011年には黒字転換しました。その後収入の伸びはあまりありませんが、純利益は順調に増加しています。それに伴ってEPSも増加傾向にあります。純利益率は30%となっています。

バンカメのホームページより確認できる範囲で調べたところによると、株式分割考慮後の配当金の推移は以下の通りです。
金融危機前の2007年までは14年連続増配をしていました。その後は大幅な減配となり、しばらくは増配もできないほどでした。それでも2014年から現在までは増配できるようになりました。

冒頭でも述べたように、バークシャーが買い増ししたとの報道がありました。これを受けてか、同社の株価は前日比で2.53%上昇しました。バフェットが買うと言えば飛び付くし、バフェットが売ると言えば手放す、というのもどうかと思いますけどね。現在の配当利回りは2.11%ですから、高配当とは呼べませんね。

金融株は景気変動の影響をもろに受ける銘柄ですよね。景気が良ければ金利収入が増えるので株価は上昇、景気が悪化して金利収入が減れば株価は下落する。悪い時はとことん悪くなります。簡単に手出しできるセクターではないなという印象です。
バフェットを信じるかはあなた次第です。


ブルームバーグによれば、ウォーレン・バフェット率いる投資会社バークシャーハザウェイがアップル株を一部売却し、大手金融株を買い増したそうです。そのうちの一つにバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)があります。
バンカメ(BAC)はダウの構成銘柄にも関わらず、ほとんど調べたことがありませんでした。バークシャーが買い増したとのことで、注目も集まると思いますので、過去の業績や配当状況について調べてみました。
バンカメの事業内容はもちろん銀行・金融ですが、セグメントは主に4つに分類されます。
コンシューマバンキング、グローバルウェルス&インベストメント・マネジメント、グローバルバンキング、グローバルマーケットです。

・コンシューマバンキングには、預金・消費者向け貸出が含まれています。収入は全体の41%を占めていて、2018年は前年比で8.7%増加、純利益は46.7%増加しました。
・グローバルウェルス&インベストメント・マネジメントにはメリルリンチ・グローバルウェルス・マネジメントが含まれます。同セグメントの収入は全体の21%を占めており、2018年は前年比で4.0%増加し、純利益は31.9%増加しました。
・グローバルバンキングには投資銀行が含まれます。同セグメントの収入は全体の21%を占めており、2018年は前年比で1.8%減少しましたが、純利益は17.5%増加しました。
・グローバルマーケットには債権市場が含まれます。同セグメントの収入は全体の17%を占めており、2018年は前年比で0.7%増加しましたが、純利益は20.8%増加しました。


全体としての業績の推移を下に示します。2008年-2009年のリーマンショック・金融危機では純損失を計上したものの、2011年には黒字転換しました。その後収入の伸びはあまりありませんが、純利益は順調に増加しています。それに伴ってEPSも増加傾向にあります。純利益率は30%となっています。

バンカメのホームページより確認できる範囲で調べたところによると、株式分割考慮後の配当金の推移は以下の通りです。
金融危機前の2007年までは14年連続増配をしていました。その後は大幅な減配となり、しばらくは増配もできないほどでした。それでも2014年から現在までは増配できるようになりました。

冒頭でも述べたように、バークシャーが買い増ししたとの報道がありました。これを受けてか、同社の株価は前日比で2.53%上昇しました。バフェットが買うと言えば飛び付くし、バフェットが売ると言えば手放す、というのもどうかと思いますけどね。現在の配当利回りは2.11%ですから、高配当とは呼べませんね。

金融株は景気変動の影響をもろに受ける銘柄ですよね。景気が良ければ金利収入が増えるので株価は上昇、景気が悪化して金利収入が減れば株価は下落する。悪い時はとことん悪くなります。簡単に手出しできるセクターではないなという印象です。
バフェットを信じるかはあなた次第です。

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