こんにちは。時短父さんです。
米食品メーカーのペプシコ(PEP)が2018年第4四半期決算を発表しました。内容は良かったです。
売上高(12月累計)は646億ドルで、前年比1.8%増加しました。市場予想をわずかに下回りました。為替や買収・売却の影響を除いた既存事業の売上は4%増加しました。
営業利益(同)は101億ドルで、同1.6%減少しました。こちらも市場予想105億ドルを下回りました。SodaStreamの取得に関係する費用が1%、為替の影響で0.5%営業利益を押し下げました。
純利益(同)は、125億ドルで、同157%増加しました。市場予想78億ドルを大きく上回りました。2017年に納税していた法人税が一部還付されたことにより実質的な減税となり、純利益を大きく押し上げました。
よって会計報告上のEPSは8.78ドルと160%増加しました。コアEPS(同)は5.66ドルで、前年3.38ドルより67%増加しました。市場予想5.46を上回りました。

事業別に見ていきます。
FLNAの売上高は163億ドルで前年比3.5%増加、営業利益は4.5%増加しました。
NABの売上高は210億ドルで前年比0.6%増加、営業利益は16%減少しました。原料価格、輸送費、広告費が利益を押し下げました。
ESSAの売上高は115億ドルで前年比4.3%増加、営業利益も4%増加しました。
QFNAの売上高は24億ドルで前年比1.5%減少、営業利益は微減となりました。原材料価格の高騰が利益を押し下げました。
AMEMAの売上高は59億ドルで前年比2.1%減少しましたが、効果的なプラオシング生産性向上により営業利益は9%増加しました。
ラテンアメリカの売上高は73億ドルで前年比2%増加しました。

よって2018年の事業ポートフォリオは以下のようになっています。

ペプシコのキャッシュフローです。2018年は営業CFは前年比で減少しましたが、投資支出が抑制されたためにフリーCFは大幅に増加しました。

2019年の見通しも発表されました。
既存事業の成長率は4%増を見込んでいます。EPSも1桁台後半の成長を見込んでいます。
株主還元では50億ドルの配当と30億ドルの自社株買いを予定しています。
また増配の発表もありました。2018年の3.71ドルから3%増の3.82ドルと見込んでいます。これによりペプシコの連続増配年数は47年となります。

決算発表を受けて16日の同社株価は3%近くの上昇となりました。予想配当利回りは3.3%となっています。

今回は法人税の還付によって純利益が大幅に増加したことが特徴でしたので、そのあたりを織り込んでおく必要があります。ただコアのEPSも増加していましたから、本業自体も着実に拡大していると思って良いと思います。
3%を超える配当利回りと47年連続増配の実績を踏まえると、インカム重視の投資家にとっては嬉しいニュースですね。今後も配当を受け取り、しっかり再投資していくことが求められます。


米食品メーカーのペプシコ(PEP)が2018年第4四半期決算を発表しました。内容は良かったです。
売上高(12月累計)は646億ドルで、前年比1.8%増加しました。市場予想をわずかに下回りました。為替や買収・売却の影響を除いた既存事業の売上は4%増加しました。
営業利益(同)は101億ドルで、同1.6%減少しました。こちらも市場予想105億ドルを下回りました。SodaStreamの取得に関係する費用が1%、為替の影響で0.5%営業利益を押し下げました。
純利益(同)は、125億ドルで、同157%増加しました。市場予想78億ドルを大きく上回りました。2017年に納税していた法人税が一部還付されたことにより実質的な減税となり、純利益を大きく押し上げました。
よって会計報告上のEPSは8.78ドルと160%増加しました。コアEPS(同)は5.66ドルで、前年3.38ドルより67%増加しました。市場予想5.46を上回りました。

事業別に見ていきます。
FLNAの売上高は163億ドルで前年比3.5%増加、営業利益は4.5%増加しました。
NABの売上高は210億ドルで前年比0.6%増加、営業利益は16%減少しました。原料価格、輸送費、広告費が利益を押し下げました。
ESSAの売上高は115億ドルで前年比4.3%増加、営業利益も4%増加しました。
QFNAの売上高は24億ドルで前年比1.5%減少、営業利益は微減となりました。原材料価格の高騰が利益を押し下げました。
AMEMAの売上高は59億ドルで前年比2.1%減少しましたが、効果的なプラオシング生産性向上により営業利益は9%増加しました。
ラテンアメリカの売上高は73億ドルで前年比2%増加しました。

よって2018年の事業ポートフォリオは以下のようになっています。

ペプシコのキャッシュフローです。2018年は営業CFは前年比で減少しましたが、投資支出が抑制されたためにフリーCFは大幅に増加しました。

2019年の見通しも発表されました。
既存事業の成長率は4%増を見込んでいます。EPSも1桁台後半の成長を見込んでいます。
株主還元では50億ドルの配当と30億ドルの自社株買いを予定しています。
また増配の発表もありました。2018年の3.71ドルから3%増の3.82ドルと見込んでいます。これによりペプシコの連続増配年数は47年となります。

決算発表を受けて16日の同社株価は3%近くの上昇となりました。予想配当利回りは3.3%となっています。

今回は法人税の還付によって純利益が大幅に増加したことが特徴でしたので、そのあたりを織り込んでおく必要があります。ただコアのEPSも増加していましたから、本業自体も着実に拡大していると思って良いと思います。
3%を超える配当利回りと47年連続増配の実績を踏まえると、インカム重視の投資家にとっては嬉しいニュースですね。今後も配当を受け取り、しっかり再投資していくことが求められます。


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