こんにちは。時短父さんです。

日本たばこ産業(以下、JT)が2018年4Qの決算を発表しました。内容はまちまちでした。

売上高にあたる売上収益は2兆2159億円で、前年比3.6%増加しました。海外たばこ事業のネガティブな為替影響と国内たばこ事業の紙巻きたばこの販売減少の影響を受けました。一方で海外たばこ事業で単価上昇、買収による数量増加、国内たばこ事業にてRRP関連収益の増加、医薬事業のロイヤリティ収入の増加が寄与しました。

営業利益は5649億円で、同0.7%増加しました。

純利益は3856億円で、同1.7%減少しました。

EPSは215.31円で、前年の219.10円から1.7%減少しました。
JT 業績推移


事業別に見て行きます。
国内たばこ事業は、紙巻きたばこの大幅な数量減少をRRPの伸長と紙巻きたばこの単価増効果で相殺しました。結果、売上収益は前年比1.4%減少の5824億円になりました。

海外たばこ事業は、為替の不利な影響(417億円)を受けるものの事業パフォーマンスがそれを上回りました。結果、売上収益は前年比6.3%増加して1兆2507億円となりました。

医薬事業はロイヤリティ収入の増加で1140億円(前年比8.9%増)となりした。今回の実績には抗HIV薬関連の契約解消は影響していません。

加工食品事業は、厳しい競争環境により売上収益は1.1%減の1614億円に留まりました。原材料費の高騰により、営業利益は23%減少しました。


営業CFは4,614億円で前年より増加しました。
投資CFはロシア、バングラデシュでの企業結合に関わる支出があったために、3033億円となり、前年より増加しました。
結果フリーCFも前年よりわずかに増加しました。
JT CF推移

2019年の見通しでは、売上収益は0.7%減の2兆2000億円、営業利益は4.4%減の5400億円、純利益は4.1%減の3700億円、EPSは206.54円を見込んでいます。

国内事業は収益拡大が見込めますが、海外事業では現地通貨安の影響が600億円程度と見込んでいます。
医薬事業は抗HIV薬関連の収益が剥落するため29%近く売上収益が減少する見込みです。

配当は中間に77円、期末に77円の合計154円の増配予想となっています。EPSが減少予想のなかでの増配なので、配当性向が74.6%まで上昇してしまいます。

JT株価5年チャート(2月8日)
さて、決算発表を受けてマーケットはどう動くでしょうか。
増配を好感して、株価は上昇するか。2019年の見通し発表を悲観して売られるか。
時短父さんは、買われると見ています。現在の株価水準はPER(12.45倍)、配当利回り(5.5%)と割安です。

海外たばこ株と同様に、たばこ株でキャピタルゲインを狙う投資家はまずいないでしょう。連続増配の実績から言っても、今後も引き上げる可能性は高いからです。

たばこ規制の動きには注意すべきものの、大きな利権が絡む産業をそう簡単には潰せません。たばこ株保有者は配当を愚直に再投資していくだけですね。

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