こんにちは。時短父さんです。

1日の日経新聞に以下の記事が掲載されていました。

次世代の高速通信規格である「5G」が新たな投資テーマに浮上してきた。かねて有力視されてはいたが、5Gが実際に収益に貢献してきたとの見方から、31日の東京株式市場では関連株が商いを伴って軒並み上昇した。創薬ベンチャー、サンバイオの急落でバイオ関連株が失速するなか、5Gがどれだけ広がりをみせるかは、今後の相場を左右しそうだ。
バイオ 5Gチャート(日経新聞)
(2月1日の日経新聞より)

サンバイオ株の急落については、株ブログの世界でもたくさん取り上げられていましたね。
個人的には、ブログ記事を読むまではサンバイオという会社すら聞いたことがなく、全くお恥ずかしい限りです(汗)。

さて新聞記事にもあるように、バイオに代わって5Gがテーマ株式として上昇してきているようです。

そもそも5Gとは、「第5世代通信システム」のことです。現在の携帯電話通信が4Gなので、次世代システムと位置付けられています。
4Gと5Gでは何が違うかと言えば、「通信速度」です。5Gになることで、「超高速」、「超大容量」、「超大量接続」、「超低遅延」が実現するということになっています。5GはIoT社会や自動車の自動運転に活かされる予定です。

そんな未来を背負った5G関連株の筆頭が、通信計測機器メーカーのアンリツ(証券コード6754)です。直近の業績予想は、売上高は980億円で前期比14%増加、純利益は同3倍となり、株価も急伸しています。

5Gに期待が寄せられているとはいえ、テーマ関連株への投資には注意が必要です。
何故なら期待が高い分、業績がちょっと予想を下回るだけで、成長鈍化と見なされて、売られやすいからです。
先のサンバイオの例が良い教訓です。

またテーマ関連株は、「成長の罠」に陥りやすくなります。
「成長の罠」は、ジュレミー・シーゲル氏が著書『株式投資の未来』で示したように、かつてのIBMとスタンダード・オイルの長期的なリターンは後者の方が優れていたというもの。テーマ関連株は期待が先行して株価が上昇するので、それに釣られて高い株価で買うことになってしまいます。すると、結果的に株主のリターンは相対的に低くなってしまうのです。

つまり、投資家リターンの基本原則にもあるように、株式の長期的なリターンは増益率そのものではなく、実際の増益率と投資家の期待との格差で決まる、というのです。

個々の投資家が未来を予想するのは自由です。ただし予想する未来が必ず実現するとは限らないことを考えれば、バイオや5Gに限らず、テーマ関連株への投資は慎重に判断した方が良さそうです。

消えるかもわからないテーマ関連よりも、むしろ日用品や生活必需品、エネルギーなど、今もそして将来も確実に一定の需要がある(成長期待は小さいですが)ディフェンシブな銘柄に投資する方が賢明です。

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