こんにちは。時短父さんです。

まずは質問から。
あなたは株式投資で「儲け」たいですか?それとも「稼ぎ」たいですか?

どちらも同じことだろっ!と怒らないで下さいね。

「儲ける」と「稼ぐ」は確かにどちらも似たような意味の言葉ですが、微妙にニュアンスが異なります。

辞書を調べてみると「儲ける=(思いがけずに)利益を得る。得をする。」と定義されています。用法では「株で儲ける」と書かれており、株式はやはり儲けるものなのでしょう。

一方、「稼ぐ=①働いて収入を得る。②努力して得る。③利益を得る。」となっています。
用法としては、①アルバイトで稼ぐ、②英語の点数を稼ぐ③利ざやを稼ぐ、となっています。
「稼ぐ」とは、努力や頑張りによって得る利益と言えそうです。しかも、働いて利益を得たり、努力して得たりする利益は、一回限りのことではなく、コンスタント(継続的)に発生するものです。一回限りの仕事もある(その場合は「仕事で儲ける」)でしょうが、普通は長く続けるものですよね。

さて株式投資において「儲ける」と言った場合、自分の資産が思いがけずに値上がりして(売って)得た利益になります。
「儲ける」の用法に「株式で儲ける」とあるように、株式投資では値上がり益を狙うのが通説となっています。だから、多くの投資家は株で「儲ける」ためにグロース株に投資するのです。グロース株でなく、仮想通貨で儲けようとする人もいますね。

対象的に株式で「稼ぐ」とは、継続的に利益を得ているイメージです。例えば、配当。仕事で毎月給料をもらうように、株式投資から定期的に配当をもらう行為です。これが「稼ぐ」という意味だと思います。

あなたが株式投資において「株で儲けるぞ!」と言った場合、頭のなかでは買った値段と売るであろう値段をイメージしているはずです。もしかしたら、買う前から、売るときのことを考えているかもしれませんね。

反対に、あなたが株式投資において「株で稼ぐぞ!」と言った場合、定期的な収入として配当に重きを置いている可能性が高い。株式を持ち続けなければ、配当を得られませんから、売ることはほとんど考えていないでしょう。

これはどちらが良いとか、悪いとか言うものではありません。株式で儲けようが、稼ごうが、どちらでも構いません。
ただ投資家が使う言葉は、投資家の行動を表しています。「儲けたい」のか、「稼ぎたい」のか、再考してみて良いかもしれませんよ。

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