こんにちは。時短父さんです。

積立投資と配当再投資戦略をこれから始めようとしてたり、始めて間もなかったりする方向けに、初期数年間の入金がいかに重要か解説します。

結論から言えば、最初の数年間の入金額の大きさが、将来のリターンを押し上げます。早く資産を増やしたいなら、可能な限り初期の入金を増やしましょう。

仮に利回りが一定なら、株式投資のリターンは元本額に比例するのは当然のことです。

積立投資と配当再投資戦略を実践する場合、通常は配当利回り3〜5%の銘柄(高配当株)に投資すると思います。

配当利回りが0〜2%の銘柄は、通常グロース株で、受け取れる配当金は再投資するには少な過ぎます。株価も期待と共にドンドン上昇しちゃうので、積立にすると同じ額で買い増せる数が段々少なくなってしまいます。

配当利回り3〜5%の銘柄に投資するとはいえ、それでも受け取り配当金は決して多いとは言えません。100万円投資しても、1年で3〜5万円のリターンですからね。再投資する資金にしては少ないことに変わりはないですね。

では、どうするか?
サラリーマンなどで定期的な収入があるなら、給料や賞与からの入金額を増やして、持ち株数を増やすことに専念して下さい。
あくまで感覚的な額ですが、当面の目標額は1,000万円です。1,000万円分の株式があれば、配当だけで30〜50万円です。かなりインパクトがありますね。

仮に将来に渡って投資できる資金が総額2,000万円だったとします。
この場合、半分の1,000万円をいかに早く用意できるかが重要だと考えています。

①毎月5万円の入金なら、1000万円を作るのに、200ヶ月(16年8ヶ月)掛かります。2000万円なら400ヶ月(33年4ヶ月)です。

②毎月20万円の入金なら、同額作るのに、50ヶ月(4年2ヶ月)で済みますね。

さて、それぞれ元本2,000万円を配当利回り5%の株式に投資した時点での資産総額はいくらでしょうか?②は残り1,000万円を5年目以降34年目まで均等に投資(年35万円)したとします。

結果、①は5,104万円、②は6,796万円です。どちらも配当再投資分含みます。1.33倍の差ができましたね。
資産額の推移

2,000万円到達までに受け取る配当金総額(配当利回り5%)は、①3,319万円、②5,125万円と、1.54倍の差となりました。
配当金の推移

資産総額で1.33倍、配当総額で1.54倍の差が生まれたことを考えると、いかに初期に投資額を多くできるかにかかっていると言えます。
更にサラリーマンが1,000万円という現金をに手にする機会がほとんどないことを踏まえれば、給料や賞与から資金を極力多く捻出することが大事だとわかります。

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