こんにちは。時短父さんです。

セゾン投信をご存知ですか?
セゾン投信は、2006年に設立された投信直販会社です。現在の資産運用額は2,200億円を超えています。

セゾン投信では2つの投資信託を扱っています。
一つは、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(以下、VGBF)です。こちらは、株式と債権を50%組み入れたバランス型ファンドで、世界30ヶ国に分散投資しています。世界最大規模の運用会社であるバンガード社のインデクスファンドに投資して、低コストを実現しています。

もう一つは、セゾン資産形成の達人ファンドです(以下、資産形成の達人F)。こちらは、原則国内外の株式のみに投資するアクティブファンドです。

VGBFは、債権を50%組み入れているために、資産形成の達人Fに比べて、基準価額の変動が少ないのが特徴です。
【セゾン投信】基準価額の推移
(データはモーニングスターより)
2018年は値動きの激しい相場展開でしたが、上のチャートを見て分かるようにVGBFの基準価額はの騰落率は、資産形成の達人Fに比べて落ち着いていますね。
年初と年末の騰落率は、VGBFが-9.2%、資産形成の達人Fは-14.7%でした。

2018年の週末ベースの基準価額を前週のそれと比較した変動率を下に示しました。
【セゾン投信】基準価額の変動率推移
(データはモーニングスターより)
VGBFの変動率が資産形成の達人Fのそれを上回った回数は10回なのに対し、逆は41回、変動率が同じだったのは2回でした。
このことからも、VGBFの値動きは落ち着いていることが分かります。

よくリスク分散のための分散投資、なんて言いますが、分散するなら値動きが逆になるものを選ぶべきなんですよね。株式と債権は逆に動くので、リスク分散という意味では、よくできたファンドですね。

一方の資産形成の達人Fですが、こちらはアクティブファンドなので、本来なら市場平均(インデクスファンド)を上回るリターンを期待したいところです。

下のチャートは、2018年の資産形成の達人FとiFree S&P500インデクスファンドの基準価額を比較したものです。
資産形成の達人FとiFreeS&P500基準価額の推移
(データはモーニングスターより)
結果、年初と年末の騰落率は、資産形成の達人Fが-14.7%(前述のとおり)、iFree S&P500インデクスの-9.7%を下回りました。前者のポートフォリオはより値動きの激しい新興国株や日本株を1/4程度組み入れられているので、そのマイナスの影響を受けたものと思われます。

とはいえ、VGBFも資産形成の達人Fも、1年や2年で大きなリターンを期待するのは誤りです。基準価額が下がったからと言って、ファンドを売却していては、大きな資産を築くことはできません。

10年、20年単位でコツコツと積み立て、ドルコスト平均法と複利の力を最大限に活かすいくことが大切です。

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