こんにちは。時短父さんです。
自販機
(写真はイメージです)
自販機補充ドライバーの過酷な労働実態が問題になっています。
個人加盟の労働組合であるブラック企業ユニオンは、96時間の固定残業代を含む賃金体系は違法だとして、飲料自販機中堅会社を相手に提訴しました。

自販機補充ドライバーの仕事は、担当エリアの自販機にて、飲料の補充、売上金の回収、釣銭補充、自販機クレーム対応などに及びます。担当する自販機は、ドライバー1人あたり40~50台だそうです。

ドライバーは、自分の担当エリアを回るだけで1日の勤務時間を軽く超過します。しかも事務所に戻っても入金作業や翌日の準備などで、勤務時間は15時間(残業は7時間)になるのです。

こうした明らかな違法労働を固定残業代を払うことで、誤魔化してきていました。求人広告には、月給26万円と書いているのに、10万円分は固定残業代だったなんてことはよくあることです。そんなブラック企業に運悪く就職してしまったら、人生終わったも同然です。さっさと辞めて自分の人生を取り戻して下さい。

自販機補充ドライバーとして、ブラック労働するくらいなら、自分が補充している商品を作っている飲料メーカーの株主になることをお勧めします。

例えば、自分がコカ・コーラの自販機を担当しているのなら、コカ・コーラの株主に、DyDoの担当ならDyDoの株主に、と言った具合です。

何故なら、国内飲料メーカーは自販機販売に、その全体の売上を依存する傾向があるのでからです。ほぼメーカーの希望小売価格で販売することができるので、利幅は大きいのです。利幅が大きいということは、株主に還元する余地も大きいので、株式を持っているだけで、配当など利益を得ることができます。

とはいえ、国内上場の飲料メーカーの利益率は決して高いとは言えません。

コカ・コーラジャパンホールディングス(2579)の営業利益率は4.5%で、ダイドーグループホールディングス(2590)のそれは2.8%です。伊藤園(2593)でも4.4%です。

同じ飲料メーカーなら、やはり米国株のコカ・コーラ社(KO)やペフシコ(PEP)が良いでしょう。コカ・コーラ社の営業利益率は20%、ペフシコのそれは17%です。また両社は高配当株・連続増配株の代表的な銘柄です。
飲料メーカー営業利益率比較

私たちが便利に飲料自販機を使えているのも、補充ドライバーの過酷な労働のもとに成り立っているのが現状です。しかし、我が国が資本主義経済である以上、資本主義のルールのなかで、個々人がその(底辺ではなく)頂点に立つ努力をすべきなのでしょう。

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