こんにちは。時短父さんです。

24日のニューヨーク市場は、クリスマスイブのため午前のみの取引となりましたが、ダウ平均が前日比650ドル以上下げました。

これはトランプ大統領が、パウエルFRB議長の解任について議論したと報道されたこと(ムニューシン財務長官は内容を否定)が、金融政策への政治介入だとして、投資家から嫌気がさされたからです。また政府機関の一部閉鎖が長期化する懸念や、クリスマス休暇により、売られた株を買う投資家が少なかったことも株価下落に拍車をかけました。

さて、NYダウ、NASDAQ、S&P500指数の3指数揃って年初来の最安値となっており、含み損が膨らんでいる投資家も多いと思います。
NY株価3指数チャート(2018年)
(データはYahoo! fainanceより)

まさかこんなに下落するなんてと慌ててる投資家もいらっしゃるのではないでしょうか?
でも忘れていませんか?今年は2018年だということを。

過去30年間を振り返ってみると、1987年10月ブラックマンデー、1997~98年アジア通貨危機・ロシア通貨危機、2008年リーマンショック、と10年間隔で株式市場が荒れた事件が発生しています。
ダウ平均 30年
(データはYahoo! fainanceより)

そして今年も2018年。年初または去年から「2018年は気を付けろ」と盛んに警告がされていました。
30年前、20年前、10年前とは、政治・経済情勢が異なるので一概には言えませんが、まぁ起こるべくして起きた(暴落)と言えるのではないでしょうか。

10年毎に暴落が起きるなら、暴落の時(底値で)買って、次の暴落前に売れば良いのでしょうか。
それができるなら、誰もがやっています。できないから、多くの投資家が慌てふためいているわけです。

まず暴落時に、今の株価が底値かなんてわからない。後で振り返って、あの時が底値だったんだ程度のことくらいしかわかりません。

次に暴落前に売るのはもっと難しいです。暴落が起きる前は強気相場が続くものですが、周りが買いを続けるなかで、一人売りを出すのは勇気がいるものです。

タイミングを見計らった投資が難しいことを考えれば、10年毎の暴落を待つのは意味がありません。積み立て投資を継続して、配当などを通してリターンを得ていた方が良いでしょう。

積み立て投資が有効とはいえ、投資先には注意が必要です。
1988年~2018年日米株価推移(月次)
過去30年間の米国株と日本株を比較すると、米国株は915%成長していますが、日本株は19%縮小しています。
米国株は幾度の暴落を乗り越えて、更に大きく成長してきたのが分かります。

一方で、日本株は暴落の後、回復に時間が掛かっています。回復したとしても、暴落前の水準を大きく上回れていませんね。

このことからも、投資家が取るべき行動は明らかだと思います。

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