こんにちは。時短父さんです。

先週の土曜日、長女が「明日はMONOPOLYの日だね!」というので、日曜日は寒かったこともあり、一日中ボードゲームMONOPOLYをして過ごしました。長女のなかでは、「日曜日=MONOPOLYの日」、ということになっているようです(笑)
MONOPOLY(12月2日)

さて、MONOPOLYで遊ぶと様々なことを学べます。今回学んだことは、キャッシュを保有する重要さでした。

ご存知のように、MONOPOLYは各プレーヤーがサイコロを振って、出た目の数だけ駒を進め、マス目の指示に従うスゴロクです。ゲームでは、擬似のドル紙幣を使って土地や家を買い、資産をいかに増やすかが目的で、最終的に富を独占(MONOPOLY)していたプレーヤーが勝ちとなります。

ゲームが進むと各プレーヤー(時短父さん、妻、長女)は、それなりの数の土地を持ってるわけですが、時短父さんは家を12軒とキャッシュ800ドル程度を保有していました。

順番になり、サイコロを振ると「共同基金」のマス目に留まりました。ここでは、カードを引き、カードに書かれている指示に従います。時短父さんが引いたカードには、「修繕費として、家1軒につき40ドル、ホテル1軒につき115ドル支払う」と書いてありました。資産を築くためにせっせと家を買ってきて、12軒まで増やしたわけですが、まさか修繕費で480ドルも持って行かれるとは!
MONOPOLY上の家は、家賃収入(ゲーム上ではレンタル料という)を得るための不動産投資の対象です。自分が建てた家の資産価値を維持するために、一定の支出が必要だということみたいですね。
現実世界では不動産投資をやったことはありませんが、実際問題として様々なメンテナンスや設備投資が必要そうですよね。投資家自身が働かなくてはならない場面もあるので、家賃収入は株式の配当とは若干性質が異なリます。

幸いキャッシュを持っていたので、時短父さんは修繕費を支払うことができ、破産もせずに、ホテルまで建設できました。

一方で、妻は状況が違っていました。数カ所に家を建てていましたが、手持ちのキャッシュが200~300ドルと、3人のなかで一番少ない状況でした。
サイコロを振って進んだ先は、時短父さんが所有する土地のマス目。土地だけなら、レンタル料はせいぜい20~30ドル。しかし、その土地にはホテルが建っていました。恐る恐るレンタル料を見てみると、何と950ドル…思わず叫んでましたよ(笑)
手持ちのキャッシュだけでは足りません。所有する家を売り払い、土地を抵当に入れ銀行から借り入れましたが、まだ足りず、結局破産することになりました。

ここから得られる教訓は、投資をしている間も出費に備えて一定度のキャッシュを持ちなさい、ということ。

MONOPOLYは投資ゲームですから、投資をしてナンボ。せっかくある投資のチャンスを掴まずに、キャッシュを保有するだけでは、富を独占するどころか、資産を増やせません。
しかし、このゲームには修繕費やレンタル料、所得税など支払いをする場面がまぁまぁ頻繁にあります。支払いは基本的にキャッシュで行うわけですから、各プレーヤーは投資用と支払い用でキャッシュをバランスを取ることが大切です。

現実世界においても、同じことが言えます。
投資をして、キャッシュフローを生む資産を持つことが重要なのはゲームと変わりませんが、不測の事態に備えることは怠らないようにしたいものです。車が壊れたり、自宅が災害に遭ったり、職を失ったり、転職で収入が減ったり、不況で配当がなくなったりと、大きな支出や収入が激減するリスクは存在します。それらが現実に起る可能性は低いかもしれませんが、自分と家族が半年〜1年間は働かなくても何とか食べていける分のキャッシュは常に確保しておきたいですね。それがあるだけで、安心してゲームに参加できると思いますよ。