こんにちは。時短父さんです。
投資を始める理由は様々ですが、老後の生活に備えて財産を蓄えておきたいという人は多いと思います。
それは正解だと思うのですが、それでも投資ではなく、ひたすら銀行の口座に預貯金ばかりしている人がいます。投資にも向き不向きがありますし、投資をするかは個人の自由なので、とやかく言いません。現金至上主義者なのかもしれませんし、元本割れのリスクが怖いのかもしれません。
でも貯金しかしていない人は、本当のリスクを見落としています。
インフレのリスク?
いやいや、違います。
それは、貯金を取り崩す(資産が減っていく)という恐怖です。
通常、貯金しかしない人、もしくは貯金が好きな人は、お金が自分の手元(またはすぐに確認できる場所)にあることで安心感を覚えます。
通帳を眺めるのが好きで、日に日に残高が増えていることを確認します(残高が減るなんて考えられない!)。
「将来○千万円まで貯めること」を目標にして、ひたすら節約生活を送り、口座からの引き出しを最小限にします。
かくいう時短父さんも数年前までは似たようなものでした。給料のほとんどを貯金していて、それ以外を考えたこともありませんでした。しかし、株式投資を知ってからは、世界が変わりましたね。今では貯金は当面の生活に必要な最小限あれば十分だと思うようにしています。
それなりに節度ある生活なら、働いて収入があるうちは、口座残高は増えて行くので、安心していられるでしょう。
しかし、いずれ人は働きたくても働けなくなります。働けなくなり、定期的な収入がなくなると、貯金を使って生活することになります。年金も貰えますが、それだけで生活するのはほぼ不可能です。
長年かけて築いたお金の山を少しずつ切り崩していくわけです。
口座残高が増えて行くことが楽しみだった人にとって、貯金の取り崩しは恐怖でしかないでしょうね。いつか、というか意外と近い将来には無くなってしまうだろうという不安を抱えながら、生活していくのです。
投資はそんな不安を和らげてくれます。
まず、将来のために投資することで、今自由に使えるお金は減ってしまいますが、これはお金が少ない生活をする良い練習になります。いつまでも十分な収入があることを期待できないことを考えれば、できるうちから少しずつ慣れておくことが大切です。60歳や70歳になって、ガクッと減収になった時のショックを緩和してくれると思います。
また、投資はインカムゲインを期待できます。インカムゲインとは、有価証券からの配当金や利息、不動産からの家賃収入、太陽光発電からの売電収入など、資産から定期的に得られる収入のことです。
これは先の貯金の取り崩しとは、決定的に異なります。貯金の取り崩しは元本に手をつけてしまいますが、インカムゲインは元本に手をつけません。資産(元本)が新たに生んだ価値を使うに過ぎません。元本に手をつけませんから、資産が一方的に減っていく恐怖を味わうことはないでしょう。
貯金はあれば安心かもしれませんが、それに依存しすぎると、不安とともに生きることになるので、注意が必要です。
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