こんにちは。時短父さんです。

国内携帯電話大手のNTTドコモがFY2018第2Qの決算を発表しました。内容は良かったです。

売上高は、2兆3895億円で、前年同期比4.1%増加しました。

営業利益は、6105億円で、同9%増加しました。光通信サービス収入の増加や販売関連収入の増加が寄与しました。

純利益は、4082億円で、同3.9%増加しました。

1株利益は、113.29円となり、前年同期の105.84円から7.45円(7%)増加しました。

通期見通しの修正はありませんでした。


NTTドコモ 3Q事業別売上高推移

全ての事業で売上高、営業利益ともに増加しました。
通信事業では、売上高は1兆9608億円(前年同期比4.9%増加)、営業利益は5245億円(同7.2%増加)となりました。携帯電話契約数は前年同期比2%増加し、解約率は0.64%→0.54%に減少しました。スマホ・タブレット利用数、ドコモ光契約数も伸長しました。

スマートライフ事業では、売上高は2227億円(同0.3%増加)、営業利益は371億円(同18.9%増加)となりました。

その他事業では、売上高は2181億円(同2.1%増加)、営業利益は489億円(同24.1%増加)となりました。

また、31日の取締役会において、2019年3月までに6,000億円分の自己株式を取得する枠について決議されました。発表済みの10円増配に加えて、過去最大規模の自己株式取得という株主還元策は、株価を押し上げる要因になりそうです。
ドコモ 株価チャート(10月31日)


携帯電話業界では、大手通信会社の料金が高いとの批判(政府からの圧力ですが)から、料金引下げの動きが出始めています。昨日の決算発表では、2~4割の引下げを行い、年間で総額4,000億円規模の還元になることを発表しました。今後の収益にどのような影響があるのか、投資家は注目する必要があります。

※以下、11月2日に追加
決算発表を受けて、翌日の株価は14.71%の暴落となりました。やはり、料金引き下げに伴う収益悪化懸念が投資家の間で広がっているということでしょうか。配当利回りは4.53%に急上昇しています。仕込むなら今かもしれませんよ。

ドコモ 株価チャート(11月1日)

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