こんにちは。時短父さんです。
株式投資に限らず、投資で成功する人というのは、目の前にある満足よりも、より大きな満足を将来得ることを重視しているのだと思います。

目の前にある満足を優先する人は、ちょっと余裕資金ができると、すぐに買い物したり、旅行したりして、使ってしまいます。その場で自分の欲求を満たそうとします。便利なこと、楽しいことにガンガン消費していくので、そういう人は投資はおろか、貯金もろくにできません。

国民年金や厚生年金などの社会保障制度は、そういった貯金も投資もできない人向けのセーフティネットにもなっています。実際は年金だけで生活するのは難しいですが、無いよりはマシでしょう。

そもそも投資にはある程度の資金が必要ですから、サラリーマンなら手取り収入の何割かを別に取っておくことになります。収入の全てを使えたら、きっと楽しいこともたくさん経験できたり、欲しいもの買えるでしょう。投資や貯金ができる人は、将来報われたいと考えるので、多少の不便は気にしません。
収入の10%でも貯金や投資に回す時点で、今得られる満足の10%分を切り分けて、将来に先送りできているのと同義です。初めはその10%が目の前からなくなることに不満でしょうが、人間不思議なもので、そういった状態にも慣れてきます。慣れてきたら(不満を感じなくなってきたら)、その割合を15%、20%と段階的に増やしていきます。一気に増やすとショックを受けますので、あくまで段階的に。すると、以前から先送りしていた将来の満足はかなりの量になり、その後も早いスピードで積み上がっていきます。

将来に先送りする満足はその手段で積み上がり方に大きな違いが出ます。
貯金だけなら、元本に雀の涙程度の利息が付くだけです。毎月5万円の貯金を30年間続けた場合のグラフです。30年間で元本は1,800万円、同期間の利息(イオン銀行0.12%で計算)合計は約31.6万円になりました。

株式投資なら年率5〜6%の成長は十分に見込ます。毎月5万円を積立投資した場合のグラフです。30年間で積み立てた元本は同様に1800万円ですが、30年間5%で運用したら結果的に約4,000万円まで膨らみました。
貯金と積立投資でこんなに違う!
株式投資にはリスクがあるので、必ずそうなるとは断言できませんが、優良銘柄やそれらで構成される投資信託で積み立てていけば、資産を大きく築くことは可能です。

今の満足を重視してその時を楽しむか、今は多少の我慢をして将来の満足を大きくするのか、どちらを選ぶかは人それぞれです。しかし、将来の資産額で見るなら、その違いは明らかだということは覚えておきたいものです。
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