こんにちは。時短父さんです。

時短父さんは主に日米の高配当株・連続増配株に毎月積み立て投資しています。他には勤め先の持株会で自社株を積み立てているのと、会社拠出分のみで企業型確定拠出年金を運用しています。

10月以降、持株会と確定拠出年金について運用方針を変更します。

一つ目、持株会への毎月1万円の拠出を停止して、年内にすべて売却します。

理由1.配当利回りが低い

残念ながら配当利回りは1.6%と低く、ポートフォリオ全体のパフォーマンスを下げています。経営側は、メディアに対して今後株主還元を強化していくと話しており、実際最近は増配傾向ですし、昨年度は自社株買いも実行されました。しかしながら、毎年多額の設備投資を強いられ、国際情勢や当局からの規制の影響を受けやすいなど事業構造が脆弱です。そのため、利益は内部留保されることが多く、配当性向は低位(15%~23%程度)になりやすいのです。あのウォーレン・バフェットも投資したことを後悔した産業ですからね。

時短父さんには将来的に配当金で生活するという目標があります。それには利回りを高めて、極力多くの配当金を受け取り、それを再投資していく、という好循環を作ることが必要です。そのためにも利回りの低い自社株(持株会)への拠出を止め、売却しなければならないと思います。

理由2.会社依存のリスク

そもそもの話になってしまいますが、持株会に拠出する(自社株を持つ)ということは、自分の仕事と資産を会社に依存させることです。業績が良ければ、昇給や昇級といった形で仕事の評価は上がりますし、自社株の価値も上がるでしょう。逆に業績が悪くなれば、最悪の場合、仕事も資産も失うことになります。今の時代、自分の会社だけは大丈夫だなんて言えますか?改めて自分に問うた時、絶対に大丈夫だと確信できませんでした。リスクを分散させるのは投資の大原則であることを忘れていたんです。仮に仕事を失っても、他にキャッシュフローを生む資産があると思えれば、精神的な痛手を和らげることかできます。それに奨励金目的で拠出し続けるなら、会社に飼い馴らされているだけですから。

というわけで、まずは拠出を停止します。そして年内には売却して現金化します。それで来年のNISA買付け枠くらいは捻出できますので、日米の高配当・連続増配株を買う資金に充てたいと思います。

 

二つ目、企業型確定拠出年金へ毎月5千円をマッチング拠出することにします。

本来はキャッシュフローを生む資産への投資を加速させるために、持株会への拠出を取り止めた分を全て高配当株・連続増配株へ振り向けるべきなのです。

しかしながら、確定拠出年金のマッチング拠出による節税というメリットも同時に享受したいと考えています(欲張りですみません…)。5千円と少額のマッチング拠出ですから、正直いくらの節税効果が得られるか定かではありません。少なくとも持株会にて共倒れするリスクよりは、インデックスファンド(野村国内株式インデックスファンド・TOPIX(DC)とDIAM外国株式インデックス)に投資する方がリスク分散という意味ではありかなと。5千円にした理由としては、投資信託への拠出になりますので、自分が年金を受け取る年齢に達した時に損失を抱えているなんてことも考えられます。ですから限度額いっぱいというわけには行きません。持株会への拠出を止めて、浮いた分の半分はマッチング拠出に、残りの半分は証券口座に入金して、毎月の買付け余力として確保しておこうと思います。

この運用方針の変更の効果は、すぐに目に見える形で現れるものではありませんが、この先10年後・20年後に効いてくると確信しています。

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