こんにちは。時短父さんです。

駐車場運営の国内大手のパーク24(4666)が10月期3Qの決算を発表しました。内容は良かったです。

売上高は、216,030百万円で前年同期比28.7%増加しました。

営業利益は、15,130百万円で前年同期比10.3%増加しました。

純利益は、9,004百万円で前年同期比0.3%減少しました。

これにより、EPSは60.24円となりました。

通期の業績見通しは据え置きました。

 

パーク24の主な事業は、国内駐車場事業、海外駐車場事業、モビリティ事業の3つです。

国内駐車場事業では、タイムズブランドを含む全ての管理する駐車場の総運営件数と総運営台数が順調に伸びており、売上高(1162億円)、営業利益(194億円)ともに前年同期比5%〜6%で増加しました。

海外駐車場事業では、総運営件数と総運営台数が国内同様に伸びていますが、2Qでの記録的大雪などによる稼動減少により営業利益が減少しました。売上高(480億円)は増加しましたが、3億円の営業損失となりました。

モビリティ事業は、レンタカーやカーシェアを対象とした事業です。ステーション数、配備台数、会員ともに大幅な増加となりました。これにより売上高519億円(22%増加)、営業利益34億円(54%増加)となりました。

全体としては増収でしたが、海外駐車場事業による営業損失が響いて、当期利益がわずかに減少しました。

 

下グラフは3事業の売上シェアと営業利益シェアを示しています。
【4666】パーク24 売上高シェア【4666】パーク24 営業利益シェア



グラフを見ても明らかなように、収益の柱は国内駐車場事業です。海外駐車場事業の売上高は22%を占めますが、3Qでは利益貢献度はありません。成長分野のモビリティ事業は売上高24%、営業利益15%となっています。
パーク24の事業は不動産業に分類されます。本来不動産業は景気変動の影響を受けやすいため、投資対象から外しています。しかし同社はカーシェアに代表されるモビリティ事業に力を入れています。この分野は、景気変動による影響が少ないと見ています。何故なら、景気変動で影響を受けやすい贅沢品の代表格である自家用車の購入が減少し、その代替としてカーシャアを利用するという構図が見えるからです。また今後より進展すると思われるシェアリングエコノミー時代の代表企業となる可能性がありますから、時短父さんは同社に投資をしています。

現在の配当利回り(2.1%)やPER(36倍)、事業内容からすると、決して高配当銘柄とかディフェンシブ銘柄とは言えず、通常は値上がり益を狙うところでしょうが、時短父さんはここでもバイ&ホールドし、配当金を再投資していこうと思います。

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