こんにちは。時短父さんです。

現在、ニューヨークダウやS&P500指数は強気相場が続いています。日経平均やTOPIXは、ここ最近パフォーマンスが冴えないですが、半年前にまでは強気相場が続いていました。しかし、過去を振り返って、全ての強気相場がそのまま永久に続くことはなかったことを考えれば、それに備えることは個人投資家として大切です。

 

景気のサイクル、特定銘柄の急落(悪いニュース)

経済学をかじったことのある方なら(そうでなくても)、景気にはサイクルがあるというのはご存知でしょう。景気のサイクルとは、好況期→後退期→不況期→回復期を繰り返すことです。例えば日本では、バブル経済(好況)→バブル崩壊(後退)→失われた20年(不況)→アベノミクス(回復)という一連の流れを景気サイクルで説明できます。基本的に株価もこのサイクルに沿って上昇したり、下落したり、停滞したりしますから、経済がどの期間に位置しているかは個人投資家のパフォーマンスに大きな影響を与えます。

また回復期や好況期においても安心しきってはいけません。回復期や好況期において株式相場は強気になりがちですが、悪いニュースが流れると、相場全体がショックを受け暴落したり、特定銘柄が急落したりすることがあります。悪いニュースとは、決算発表での業績不振や企業の不祥事、業界を取り巻く規制強化などです。これらの悪いニュースが一時的なものなのかという判断がつきにくい場合(通常、一時的だったかは後々わかるもの)、投資家は不安になるために持ち株を手放してしまいます。この心理が株価の暴落を招くのです。あとで説明しますが、景気の良し悪しに左右されにくいディフェンシブ銘柄であっても、一時的な急落や暴落は何度も起きています。例えば代表的なコカ・コーラ社(KO)でも今年1月の米国利上げのニュースを受け、直近の高値から約13%暴落しましたし、4月の決算発表では業績好調にも関わらず、米10年債利回りが同社の配当利回りに近接してきたために約4%急落しました。しかしここ10年は全体として株価は右肩上がりを続けています。

【KO】 直近1年チャート
(【KO】の直近1年のチャート)
【KO】直近10年チャート
(【KO】の直近10年のチャート)
 

不況や暴落に備える方法

いつかは必ずやってくる不況や特定銘柄の暴落に備えるには、どうしたら良いのでしょうか。よく言われるのが、分散投資です。分散投資には2つの意味があります。投資対象を分散させることと、投資時期を分散させることです。不況という相場全体の不調には投資時期の分散で備え、特定銘柄の暴落には投資対象の分散で備えます。具体的には、時期の分散は定期的な積み立てが有効ですし、対象の分散には株価指数に連動したインデックスファンドやETFが一般的です。

暴落や不況に備える方法の2つ目は、ディフェンシブ銘柄でポートフォリオを構成することです。ディフェンシブ銘柄は、生活必需品や一般消費財、公共財、インフラ関連のセクター(業種)に多く、その特徴は景気の良し悪しによって業績が左右されにくい点です。例えばP&Gは食器用洗剤や乳幼児用オムツなどを製造販売していますが、景気が悪いからといって洗剤を使うのを止めることはしませんし、赤ちゃんはいつも通りに排泄します。もちろん他社との価格競争や人口動態などの影響は受けますが。景気が悪くなると人々が購入を止める(控える)商品(自動車の買い換え、海外旅行など)を扱う企業は投資先として避けるのが賢明です。

時短父さんのポートフォリオは、日米の高配当・連続増配株で構成されており、その多くがディフェンシブ銘柄です。グロース株も一部混じっていますが、これはポートフォリオにおけるスパイス程度の役割にしています。

最後の備えは、投資家個人の心構えです。株価の目先の動きに一喜一憂せず、長期的な視点でどっしりと構えていられるかです。高配当株や連続増配株でポートフォリオを構成していれば、(値上がり益は見込みにくいですが)暴落時に安くたくさん買うことができますし、狼狽売りしてしまうこともなくなるでしょう。

 

いつとは言えませんが、景気後退や特定銘柄の暴落は必ず起きます。そのような時にいかに自分の資産を守るのか、その備えはできているのかを考えてみました。結局のところ、個人投資家はすぐに儲けよう(金持ちになろう)とすることを諦めて、ディフェンシブ銘柄で構成されたポートフォリオを長期で運用していくことが、資産を守る一番の近道と言えそうです。

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