こんにちは。時短父さんです。

資産を早くより多く築くには、「収入を最大化にし、支出を最小化にして、運用をする」ことで達成されます。給料の額や運用リターンを増やそうと思っても、外的要因が多いので、難しいです。一番コントロールしやすいのは、支出を最小化にすることです。支出を最小化するとは、つまり無駄な買い物を止めて倹約した生活を送ることを意味します。収入は多いのに、貯蓄ができない人が多いようですが、それは支出をコントロールできていないからです。お金が入ってきた分はそのまま使ってしまったり、質の高い生活を維持するためにそれに見合う買い物をしたりしてしまいます。収入に見合った、もしくはそれ以下の生活水準を維持するのは、それほど難しいことではありません。節約生活を楽しむ人もいるくらいです。しかし、多くの人は中流以上の生活に憧れて、より大きな家、高級車、私立学校、高級スーパーでの買い物に金を使ってしまうのです。

 

一度上げた生活水準を下げること、生活の質を落とすことは、簡単ではありません。それはプロスペクト理論で説明ができます。プロスペクト理論とは、心理学者のダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーが提唱したもので、獲得したものを失う時の意思決定を説明しようとしたものとして注目を集めた考え方です。

プロスペクト理論では、例えば10万円を拾った時に得られる嬉しさの度合いと、10万円を落とした時の落胆する度合は、金額が同じにもかかわらず、同じではないと説明します。10万円を拾ったら嬉しいですが、同じ額を落としたら嬉しさの度合いよりも悲しくなりますよね。この差が人々の意思決定に影響を及ぼすことになります。これは同様に人々の生活水準を落とす際にも当てはまります。今の生活の質を築くのに掛かった金銭、努力、時間といった価値を、同じ分だけ失う時の感じ方は、後者の方が大きくなるということです。しかし、普通は築いたのと同じ分の質を下げるということはなく、築いた分よりは少なく下げると思います(3歩進んで2歩下がるというイメージ)。10万円分の質を築いたが、10万円分の質を下げるのではなく(落胆の度合いが大き過ぎるので)、5万円とか6万円分の質を下げることで落胆の度合いを軽減します。

つまり、得られる効用と失われる効用が同じになる金額分以下にしか容易に生活の質を落とすことはできないということです。もちろんそれ以上に落とすことも可能なのでしょうが、実際は多くの苦痛を生むので難しいです。

 

人間は弱い生き物です。一度得られた贅沢は、それを現状と認識し、維持したくなるものです。これからの世の中、給与所得だけで生活していると、様々な要因により生活を切り詰めなければならいような経済状態に陥る可能性があります。そういった時に生活の質を落とすことはなかなか難しいため、現状では安易に質を上げることには慎重になるべきと言えそうです。

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