こんにちは。時短父さんです。

就職する人、転職する人、現在の会社に留まる人のなかには、仕事に関係する資格や免許を取得する人も多いと思います。業務に必要だから取得する場合もあれば、キャリアアップや自己啓発のためにと取得する場合もあるでしょう。前者はさておき、後者についてはその費用対効果を検証する必要があります。特にその人が将来金持ちになりたいのなら。

 

資格や免許は本当に必要だった?

時短父さんは、東証1部上場企業で約12年間総合職として働いていますが、これまでの部署、業務において必要とした資格や免許の類は、幸か不幸か一つもありません。そのため能動的に何かを勉強しなければなりませんでした。そしていくつの資格取得を自分への投資だと思って勉強を始めました。

結局12年間に時短父さんが取得したビジネス関係の資格や免許は、第一種衛生管理者、総合旅行業務取扱管理者、日商簿記3級と2級、ビジネス実務法務検定3級と2級、国際会計検定(BATIC)、TOEICなどです。

果たしてこれらの資格は役に立った、現在役に立っているのでしょうか?短刀直入に言って、ほとんど役に立っていません。資格を取っただけでは本当に意味がないのです。自己啓発で始めたことだから、それは自己責任でもあります。衛生管理者の資格を取得すれば安全衛生委員会のメンバーになれるかとか、簿記会計を勉強すれば経理部や財務部に異動できるかとか、かなり甘い見通しでした。投資と思って始めたことですから、リスクは付き物とはいえ、勉強時間、参考書代、受験費用などに見合ったリターンがあったとは言えませんでした。。

 

資格よりもスキル

お恥ずかしい話をしましたが、大切なことは資格そのものよりスキルだということです。時短父さんのように資格ばかり持っていても、それを実務や自身のビジネスでスキルとして使えなければ意味がないのです。

例えば、時短父さんは日商簿記と国際会計検定を取得しました。ここでは複式簿記や財務諸表の作り方を学びます。しかし、実務で使うのは経理部、財務部くらいです。時短父さんに本当に必要なのは、財務諸表の作り方ではなくて、財務諸表の読み方でした。自分の会社の業績が良い方向なのか、悪い方向なのか(とその主な要因)が分かれば、十分なのです。それは何も電卓叩いて、1円単位の数字が当たっているかどうかを細かくチェックすることを意味しません(経理部の人にとっては非常に重要でしょうが)。財務諸表の読み方を学ぶには、市販の書籍で十分だと思います。

 

倹約、ファイナンシャルリテラー、そして実践

金持ちになるために必要なものは、資格ではなくスキルです。では、どんなスキルが必要なのでしょうか。

時短父さんのような労働者がまず身に着けるべきスキルは、倹約という習慣です。無駄遣いを止めて、年間の予算を立て、収支を把握することです。世の中には、これができない人がいますが、逆にこれができれば、倹約もスキルになります。

次にファイナンシャルリテラシーです。財務諸表の読み方や金融用語を理解することは、金持ちと同じ言語を話すことと同義です。完璧に理解する必要はありません。ざっくりとでも、財務3表の関係性などがわかれば十分だと思います。

最後に実践です。株式や不動産に投資したり、ビジネスアイデアを形にしたりしながら、スキルの定着を図って下さい。最初はヨチヨチ歩きだったものが、必ずしっかりと自分で歩けるようになります。偉そうなこと書いていますが、時短父さんも1年前までは個別株のこと(各種の株価指標や売買の仕方など)なんて、ほとんど知りませんでした。今でもまだまだだと思います。自分自身の投資スタイルを確立できましたし(バフェット太郎さんのスタイルを参考にしています)、こうやってブログに書けるほどにはなりました。実践すれば身に着くのも早いことを証明してくれています。

 

時短父さんの考えをまとめると、①資格を取るなら費用対効果を見極めてから、②金持ちになりたければ、資格よりスキルが大切、③スキルは実践してこそ早く身に着く、ということです。

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