こんにちは。時短父さんです。
「貯蓄から投資へ」の掛け声とともに、株式投資を始める方も増えてきていると思います。時短父さんもその一人で、お陰でこのブログを書くネタを提供してもらっています。
投資を始める動機としては、老後のための資金を増やしたいとか、教育資金を準備したいなど様々だと思います。でもそれは、現在のお金に関わる不安が根底にあることの裏返しです。
そこで投資を始める前に、ご自身の家計の状態を知ることが何よりも大事です。投資におけるご自身の取れるリスクを把握できるからです。
家計の状態を知るには、家計簿をつけるのが一番です。
一般的に家計簿と言えば、一定期間毎(月単位、週単位)の収入と、当該期間の支出を書き出し、その差がプラス(黒字)かマイナス(赤字)かで、家計の状態を把握する手法(損益計算書タイプ)です。しかし、この方法は結構手間ですよね。収入欄は、基本的に給与明細を見ればわかりますが、支出欄ついては見るべきところと頻度が多すぎます。口座引き落としの通帳や、店頭でのレシート類・・・結局、数字が当たらず、イライラし、挫折してしまうのです。
そこで時短父さんがお勧めするのが、資産残高表です。
どういうものかというと、資産残高表を作ろうと思った時点での、家計の資産がいくらあるかを把握するもので、企業の財務諸表でいう貸借対照表(バランスシート)に近いものです。
損益計算書タイプは、一定期間のお金の流れを把握し続けなければならないのに対し、資産残高表はその瞬間の資産がいくらあるかを把握できます。
具体的には、資産の欄には財布の中の現金、銀行口座残高、証券口座残高などを、負債の欄には住宅ローンなどの残高を記入します。これを毎月または数カ月に一度行い、それを続けるだけです。あとは、資産の欄は全体として右肩上がりであるか、負債の欄は順調に右肩下がりであるかを確認すればよいのです。
時短父さんの場合は、3か月に一度家計にある全ての銀行口座残高、証券口座残高、投資信託評価額と、住宅ローン残高を確認し、エクセルファイルに入力し、棒グラフで表示しています。ひとつポイントとしては、数字は一円単位までは書かず、すべて千円単位にしていることです。企業の財務諸表ではないので、ここではざっくりと把握できればよいからです。実際企業の財務諸表も単位は○○億円とか、○○百万円とかですよね。
エクセルに入力して、棒グラフにしていると書きましたが、これはノートに手書きでも構いません。ただ時短父さんの場合は、棒グラフを見ることによって、資産が増えた時と負債が着実に減っていることを視覚的に確認できるので、達成感(やりがい)を感じやすく、継続できています。
きっと損益計算書タイプだと、黒字の月は嬉しく、赤字の月は落ち込んで、というふうに一喜一憂してしまいそうです。そういう点でも資産残高表は優れていると思います。
コメント